Q. ハンググライダーを始めたきっかけは?
パラグライディング競技委員長岡氏と |
当時若者たちがよく読んでいた週刊誌「平凡パンチ」に、山から飛び出し平地にランディングする絵図が紹介されたのを見て行動を始めました。 ハングのスクール「アニッシュ」の柳原さんに電話して、大学生を紹介していただき、ハチ北(高原)でトレーニングしました。テイクオフとランディングの仕方は教えてもらったのですが、フライトをコントロールする方法は教えてもらえず、仲間と激論を交わしながら覚えていったようなお粗末な時代の講習でした。 |
|
■ プロフィール ■ ホームエリア |
Q. よかったことってある?
よかったことは、空を飛べない人たちには申し訳ないですが、なんと言っても”三次元の世界”を楽しめることでしょう。雲も手で触れることができるし、時にはまぁるい虹も眼下に見ることができます。そしてこのスカイスポーツを通じて全国にたくさんの仲間ができたこと、そしてたまに海外から来られたパイロットたちと小さな国際交流ができることでしょうね。そしてこの神埼フライトエリアで飛ばせていただけることで、地元の方々との交流や地元のお手伝いができることがうれしいです。恒例の神埼浜海水浴場の地域清掃への参加は今年で34回になり、高齢化がすすむこのエリアは私たちの若い(?!)力が必要になってきています。 | ||
Q. 一番の魅力って?
やはり「ひとはむかしむかし鳥だったかも知れない」という歌詞にもあるように、私の”空”にあこがれる衝動は昔も今も抑えられないですね。あこがれを現実にしてくれることが一番の魅力です。女性の方から「まだ飛んどってん?」とよく聞かれるんですが、そのときには「まだ飛んでるよ。このケンコウ骨さわってみん。小さな骨が出来てるやろ。羽が生えかえてるんやで〜」 と触らせてあげる。本当に信じる人も少なくないです。その純真なひとたちゴメンナサイ。 (右写真のテイクオフでアドバイスをしてくれているのはJHF公認の外村インストラクターです。) |
||
Q. 今の目標は?
33年前の1980年3月29日に「神埼フライトエリア」が正式にオープンし、日本におけるこのスポーツの基盤作りを担ったとも言える37名の参加選手とスタッフとともにオープニングセレモニーを開催しました。神埼フライトエリアは若狭湾国定公園内にあり、テイクオフする槇山は標高が483mあります。高度を600mも獲得すれば、日本三景の一つ「天橋立」やきれいな国定公園の海岸線や島々を見ることができます。ベストシーズンは4月〜12月で、10月には「飛んでいて降りられない!?」不思議な自然現象を体感できる日があります。 今の目標は、やはりこのスカイスポーツを通じて地域に貢献し喜んでいただくことと、もっとフライト仲間を増やして空の楽しさを体験し、友情を深めたいですね。100年後も皆さんにこの神埼フライトエリアで飛んでいただきたいです。 |
||
バックナンバー | |||
26 一生自由に世界中を…(山梨) 西東京パラグライダースクール |
25 旋回しながら高度を上げて… 霊石山フライトエリア(鳥取) |
24 「いま、この瞬間」を味わう ソラトピア(茨城) |
特別版 RedBull X-ALPS 2023 アルプス(ヨーロッパ) |
23 動力なしで高度を…(茨城) ハンググライダースクール晴飛 |
22 上昇気流に乗ってどんどん高度が スカイパーク毛呂山(埼玉) | 21 世界が広がった 荒神山エリア(滋賀) |
20 あの浮遊感がたまらない 火山フライトエリア(福岡) |
19 安全第一 (山梨) 西東京パラグライダースクール |
18 タンデム証を取得して家族を 紀の川フライトパーク(和歌山) |
17 もっとずっと空にいたい 南陽スカイパーク(山形) |
16 勝つためのフライトを学んで… 烏山エリア(栃木) |
15 飛ぶということが快感に 獅子吼高原エリア(石川) |
14 こんなにも素晴らしい世界が 足尾山ハング・パラエリア(茨城) |
13 上昇気流を使って雲の底まで 紀ノ川フライトパーク(和歌山) |
12 ハングひと筋35年 舞鶴・神埼フライトエリア(京都) |
11 目標はXアルプス 朝霧高原猪之頭エリア(静岡) |
10 空を飛びたい 岩屋山フライトエリア(兵庫) |
09 パラを始めて世界が変わった 南陽スカイパーク(山形) |
08 人間も空を飛べるなんて! 河口湖スカイリゾート(山梨) |
07 鳥より高く飛んだ時 パラフィールド(静岡) |
06 空と友達! 関東のエリア |
05 機体と自分がひとつになった… 板敷フライトエリア(茨城) |
04 ハング・パラの魅力を伝えたい 霊石山フライトエリア(鳥取) |
03 大空を飛べる楽しさを知った 琴平岳フライトエリア(長崎) |
02 自分で飛んでみたい!を実現 堂平山フライトエリア(埼玉) |
01 地球を感じる写真を 烏山エリア(栃木) |
00 開け、空!という思いをこめて 野田スポーツ公園(千葉) |