各々のタスクで得られる得点(1000xデイクオリティ)は距離得点、スピード得点、デパーチャー得点およびアライバル得点に配分され、これらはテイクオフしたパイロットに対する(スピード得点が0点になる制限時間以内に)ゴールしたパイロットの割合によって決まる。 |
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デイクオリティが1のとき、合計で1000点の得点を得ることができる。もし、テイクオフしたパイロットに対するゴールしたパイロットの割合が25
%のとき、得点配分はおおよそ以下のようになる。 |
582 |
距離得点 |
293 |
スピード得点 |
73 |
デパーチャーボーナス |
52 |
アライバルボーナス | |
もし誰もゴールしなかった場合、900点が距離得点の最高得点となる。 |
GAP98(図中破線)と比較すると、パイロットがゴールした割合が40%までは、 デパーチャー得点が多くなること、およびゴールの割合を計算する際にスピード得点をもつパイロットのみが考慮されることを除き、実質的な違いはない。これらの修正は、(GAP98では)ほとんどのパイロットがゴールしたような日に速いパイロットがゴールラインの直前に降りてしまった場合、極端に減点されてしまう(という不具合があった)ために実施された。このような(ほとんどがゴールするような)日には速いパイロットは、タイムを短くするため、ゴールにショートするかもしれないリスクをとる必要に迫られつつファイナルグライドを計算しなければならないので、上述のような事態に(実際にゴール手前にショートする)陥るリスクを抱えている。 |
同じ理由から、大会主催者は、2,3
kmはなれたところにフィニッシュラインとゴールラインを設置することができる。フィニッシュラインを通過すれば時間得点(スピード+デパーチャーボーナス+アライバルボーナス)を得ることができるが、ゴールラインを通過できなかったら、時間得点の20
%を減点される。 |
このようにして速いパイロットは、時間得点の20
%を失いたくないため、常にゴールライン届くようににするだろう。
しかし、失敗しても今まではすべての時間得点を失なっていたが、この方法では時間得点の20 %を失うだけですむ。 |
この新しい選択は安全性と(とくにパラグライダー)と公平性を高めるだろう。 |
注意: もし条件の良い日のタスクが1000点に満たなかった場合、パイロット間の得点分布が適当なものである場合には問題とはならない。条件の良い日には平均的なパイロットと良いパイロットとの間には500点の差がつくかもしれない。パイロット間の得点分布が小さいタスクは、最終的なスコアに対するウエイトは小さくなる。そのタスクの重要度を見極めるためにその日の最高得点やデイクオリティで評価してはいけない:本当に重要なのは得点分布であり、それはタスクウエイト係数で示される。 |