春のこの時期、ビッグフライトが期待できると同時に、大気は不安定な時も多々あります。今年に入って多発の重大事故が報告されています。これからの時期、自分の技量をよく理解した上で、安全に楽しいフライトを行っていただきたいと思います。そのため、下記の5点を再度確認し実践してください。
1)久しぶりのフライトの前には、必ず立ち上げ練習、グランドハンドリングなどでグライダーコントロールの感覚を再確認しましょう。
2)チェック5タグを必ずハーネスへ装着し、セルフチェック、クロスチェックを実施しましょう。
3)パラグライダーの片翼が潰れた場合、旋回に入らないように維持をし安全な空域にて回復操作をしましょう。
(初級機でも同じです、分からなければインストラクターに確認しましょう)
4)毎回のレスキューピンの確認に加えて、定期的にレスキューパラシュートが確実にハーネスから引き出せるかを確認しましょう。
5)休暇を利用したフライト旅行では、せっかく来たのだから!と、つい無理をする心理が働きがちです。コンディションが自身の技量で対応できるものかを意識し、常に「飛ばない選択肢」を持ってフライトに臨んでください。
「It is better to be on the ground wishing you were in the air, than to be in the air wishing you were on the ground.
(地上にいて空中を飛んでいたいと願うことの方が、空中にいて地面に降りていたいと願うことよりはずっと良いものです)」という格言の通りです。
JHF安全性委員会