立春を過ぎ、陽射しに温かみを感じられる様になりました。サーマルも活発になりダイナミックなフライトを楽しめる時期になってきまし
たが、今期は寒気の流入により日較差*の大きな日がしばしば見られます。
不安定な条件は重大事故の発生につながります。パラグライダー、ハンググライダーともに死亡事故をはじめとする不運な重大
事故がこの時期に続きます。
春のサーマル条件でのフライトでは、余裕を持って、常に安全マージンを意識したフライトを心がけてください。そして、急変するかも知れない気象
条件の変化によく注意し適切な判断をしましょう。
最近の重大事故では長い経験を持つ上級者の事故が目立ちます。自分の経験はあくまでもささやかな幸運の重なりでしかないことを肝に銘じ、基本を
おろそかにせず、常にフライトの判断と技術に磨きをかけてください。
また、仲間との連携を最大限に生かすよう努力し、情報の共有や機材点検で少しでも安全性を高めるられるようにして、より楽しく安全にフライトしていきましょう。
JHF安全性委員会より
*最高気温と最低気温の差
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