JAPAN HANG&PARAGLIDING FEDERATION
フライヤーサポートデスク・連盟からのお知らせ

新年を迎えるにあたって

2011年は、東日本大震災と原発事故が日本中を揺るがした年でした。しかし、多くの国民が、 被災者の救助に、復興に、多大な努力を続けてきました。
毎年大晦日の年越しを通じてその一年を総括し、新年を迎えて心機一転、心を新たにするわが国の文化を今年は再認識させられます。
年の瀬を迎え、新しい年に向かってご挨拶を申しあげます。

今年度初めの4月1日から、新たに公益社団法人として衣替えを果たした私どもは、日本における ハンググライディング・パラグライディングを統轄する唯一の機関として三十数年来、その 役割を果たしてまいりました。この間、パラグライディングは人間が一人で手軽に空に踏み出せるスポーツとして、ブームとも呼べる最盛期を経験 しています。2011年にはパラグライディング人口の回復も地域によっては感じられるという報告もあります。

今年半ばには、このJHFウェブサイトのトップページをリニューアルしました。スカイスポーツに興味を持ち、パラグライダーやハンググライダーに 触れてみたいという皆さまに、空の魅力を感じていただける、よりわかりやすい情報提供を目指しています。
また、ハング・パラによるフライトにおいては、初心者の練習段階からベテランにいたるまで、最新の知識と技術によって常に安全向上がはかられるよう指導者層との連携活動にも力を入れています。

JHFを支える全国のフライヤー会員におかれては、空を飛ぶ仲間が再び増えていくように、安全に留意してフライトしつつ、空の魅力を広く伝えていただきたいと思います。 そのための全国レベルでの活動提案がありましたら、気軽にかつ積極的にご連絡ください。一人ひとりの行動と志が、私たちのスカイスポーツを再び活性化すると信じています。
2011年には第三者を巻き込むという重大な事故が発生してしまいました。被害者の方には心からのお見舞いを申しあげるとともに、二度とこのようなことが起きないようにしていく決意です。 「フライヤー宣言」にある四つの約束を再度心に刻み込み、私たちが共有している自由に飛べる環境を、次世代のフライヤーたちのために確実に残してまいりましょう。

新年もどうぞよろしくお願い申しあげます。

公益社団法人日本ハング・パラグライディング連盟
会長 内田孝也



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