4月から5月にかけては、日本各地で最もサーマル条件が活発になる時期です。それは不安定な条件であり、重大事故の発生につながります。昨年もパラグライダー、
ハンググライダーともに死亡事故をはじめとする不運な重大事故がこの時期に続きました。
そこで、春のサーマル条件でのフライトでは、余裕を持って、
常に安全マージンを意識したフライトを心がけてください。そして、急変するかも知れない気象条件の変化によく注意し適切な判断をしましょう。
また、最近の重大事故では長い経験を持つ上級者の事故が目立ちます。自分の経験はあくまでもささやかな幸運の重なりでしかないことを肝に銘じ、
基本をおろそかにせず、常にフライトの判断と技術に磨きをかけてください。
最後に、仲間との連携を最大限に生かすように努力し、情報の共有や機材点検で少しでも安全性を高めるられるようにして、より楽しく安全にフライト
していきましょう。
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