皆さま、新年明けましておめでとうございます
きりりと澄んだ空気に、日本のビッグシーズンを待つ気分も引き締まります。
新しい年のはじめに、ご挨拶を申し上げます。
わたしがJHFの代表を任されて早くも半年が経ちました。いま強く思うの
は、わたし達が自由なフライトを楽しむためのこの組織(環境)の将来です。
ハンググライディング、パラグライディングという、素晴らしいスカイスポ
ーツが消えることはあり得ないでしょう。しかし自由にフライトできる環境は
どうでしょうか。わたし達一人ひとりが自分を律して維持していかなければ、
諸先輩が築き上げてきた社会の信頼もろとも、いっぺんに消え去る可能性があ
るのです。年のはじめに、「自由なフライトを楽しむ」環境を守っていくため
に、自分は何をすべきか、また何をしてはならないか、考えてみましょう。こ
の環境を維持できるか否かは、わたし達一人ひとりの行動にかかっています。
2007年を締めくくったのは「偽」の字でした。人が人を偽る、色々な問
題があった訳ですが、それが発覚したのは偽りを許せなくなった現場の良心が
あったからでしょう。振り返って、わたし達の周りに「偽」が忍び寄ってきて
いないか確かめてみてください。せめてハング・パラグライディング界だけで
も2008年の締めくくりを「喜」や「楽」にしたいものです。
楽しいフライトは安全であってこそ。2008年は、必ず死亡事故ゼロの年
にしましょう。それはJHFが実現することではなく、各人が「自分こそ」の
意識を持って行動し、初めて達成できる目標です。周りのフライヤーと気持ち
を合わせ、日本全国一体となって無事故をめざしましょう。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。元気に楽しく飛び続けましょう。