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JAPAN HANG&PARAGLIDING FEDERATION
フライヤーサポートデスク・連盟からのお知らせ

空の安全確保に自覚を

 (財)日本航空協会、航空スポーツ室長の角田氏から、下記のメッセージをいただきました。他人に迷惑を掛けず安全に楽しく飛ぶためには、フライヤー各 人の自覚が必要です。一人ひとりが責任をもって安全とマナーを守りましょう。


各航空スポーツ団体 各位                      平成17年9月1日

            空の安全確保に対する航空スポーツ愛好者の自覚を望む

「鳥のように自由に空を飛びたい」という欲求を比較的手軽に満足させられるのが航空スポーツであるが、愛好者自身が飛ぶ為の技量と共に、安全に対する 正しい認識と自分を律する強い意志を有しなければ、時として自分の命を失うことのみならず、第三者をも巻き添えにする危険性がある。
 今年7月、千葉県野田市で行われた航空スポーツの祭典である「スカイ・レ ジャー・ジャパン'05イン野田」の開催中、小型機の曲技飛行を開始しようとした際、演技空域にかかる江戸川対岸沿いを一機のPPG(補助動力付パラグライダー)が飛来して来たため、演技開始を大幅に遅らせたケースが発生した。
 この例のほかにも、航空スポーツの競技会やスカイフェスタを実施している 最中に、大会関係者に何の連絡もなく飛来する小型機や超軽量動力機(マイクロ)などがあることを何度か経験している。本人は気軽な気持ちで空から見学に来たのであろうが、極めて危険であり、空の仲間として絶対に許されるべき行為でない。
 又、各地の河川敷などでは各種異なる航空スポーツのベースが隣接し、あるいは空域が重なる場所がある。これらの地域で活動する愛好者は、クラブ同士 で連絡会などを設け、同一時間・同一空域に連絡の取れない・異なる性能の機 種が勝手に飛行しないよう、安全確保に関する協定・ルール作りを行い、定期的に会合を持って安全確保に努めて頂きたい。
 今年に入って、ショーパイロットの先駆けであるロック岩崎氏の事故死や滑空機事故では5名もの尊い命が失われていると共に、他の種目でも怪我を伴う事故が散見されている。
 これから秋のスポーツシーズンを迎えるに当り、各航空スポーツ統括団体、 各地のクラブ等の指導者におかれては「空の安全確保」に組織として取り組まれ、機材整備・技量向上・地域気象判断などに加えて、航空スポーツのモットーである「安全に楽しく・他人に迷惑をかけない自己責任」の認識を愛好者一人一人に再度徹底願いたい。       

(財)日本航空協会 常務理事 航空スポーツ室長  角田昌男
 



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