高山PG大会事故に関する損害賠償請求訴訟の和解について |
1997年5月、長野県高山で開催されたパラグライダー公認大会で、死亡事故が発生致しました。 この事故で亡くなられたフライヤーのご両親が、東京地裁に、JHFの公認責任に対し、損害賠償請求訴訟を求めておりましたが、10月25日、正式に和解が成立しました。 この訴訟は、公認大会の安全性という面で、大きな課題を提示いたしました。 そしてJHFでは、理事会はもとより各委員会の立場から大会のより一層の安全性について検討が加えられてきました。 その結果、大会開催の安全性確保のため、オーガナザーハンドブックの開発、JHF事業実施の指針、安全性についての指針などを明確に致しました。 一方朝日会長がご遺族を訪問して、お話をお伺いするとともに、亡くなられた方に深く哀悼の意を表しました。 JHFのこのような対応について、ご両親も理解を示され、今回の和解に至ったものと推察されます。最終的に、JHFに対する損害賠償請求は放棄されました。また東京地裁でJHFの公認行為に対する法的責任は問われないことになりました。 この尊い犠牲を無にすることのないよう、今後とも公認大会はもとよりフライト環境の安全性確保のために、より一層努力していくことを決意し、故人とそのご遺族の願いに応えていきたいと思います。 |
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