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 世界選手権 
 
 11th FAI World Paragliding Championship - Valle de Bravo Mexico2009
 

平木啓子選手が女子世界第2位
日本代表チーム
チームリーダー
OKA YOSHIKI
岡 芳樹
KAWAKAMI KENNICHI
川上 賢一
KAMIYAMA TARO
上山 太郎
WAKAYAMA TOMOHARU
若山 朋晴
HIRAKI KEIKO
平木 啓子


11th FAI Paragliding World Championships - FINAL RESULTS

 
FINAL EVENT OVERALL RESULTS (after 10 Tasks)
   
FINAL EVENT Overall Nations Results (after 10 Tasks)
   
FINAL EVENT Overall Female (after 10 Tasks)
   
  1/23 受付、公式練習  
  1/24 受付、公式練習、開会式  
 

1/25

競技 Task1-74.5km 
  1/26 競技 Task2-91.7km
  1/27 競技 Task3-94.6km
  1/28 競技 Task4-83.9km
  1/29 競技 Task5-114.7km
  1/30 競技 Task6-87.5km
  1/31 競技 休息日
  2/1 競技 Cancel freefly
  2/2 競技 Task7-97.4km
  2/3 競技 Task8-114.6km
  2/4 競技 Task9-106.5km
  2/5 競技 Task10-116.9km
  2/6 競技 閉会式&表彰 Task11-TaksStop Cancel
       



 ■日本チーム現地レポート 
 
2009/01/22(Thu) 現地到着

アトランタでの乗り継ぎを含め、22時間ほどで、メキシコシティに到着。荷物も問題なく全部出てきてほっとする。空港から、大会会場となるバレ・ド・ブラボは約150km。3時間ほどかけて、夜中の2時半に、やっと今回お世話になる、ホテルに到着。

即、就寝。9時過ぎに朝食を取ろうとすると、そこにはなじみのイギリスチームが。久々の再会を喜び合う。食事後、必携アイテムのケータイを買いに。300ペソ(2000円ちょっと)で、ローカル25通話分が入った携帯を買うことが出来た。必要なものが揃ったところで、テイクオフへ。

今回、資金の都合と、主催者の回収が非常に効率良いとの情報を得ていたので、価格の安いコンパクトカーを1台レンタルしている。全員は乗れないので、タクシーを使う。約20km走って、何と120ペソ(約800円)!めちゃくちゃ安い。テイクオフに付くと、既に2時を回っており、あまりパイロットの数は多くは無い。あまり、無理せず、ローカルで機体の調子とサーマルの感触を確かめて、メインのランディングへ1名を除いてランディング。残り2日しかない練習日。良いコンディションであって欲しい。
 
2009/01/23(Fri) レジストレーション

面倒なものは、早めに済まそう。と言う事で、10時オープンに合わせて、本部へ。予想に反して(?)、予定より早めにレジストレーションはスタートしていた。が、進み具合は、予想通り。必要書類の検査はきっちとやっている。多くの選手が、機体の書類不備が目立つ(特に荷重試験証明書)。日本選手も同様で、メーカーからのパイロットがレジストレーションに来ないと、全ては終わらない。出来るところを済ませて、急いでテイクオフへ。

昨日よりは多いパイロット人数だが、それでもまばら。昨日よりは早いテイクオフ(12時過ぎ)なので、バレ・ド・ブラボをゴールとして、テイクオフ。順当に駒を進めた、川上、若山選手がゴール。ドイツチームを追って、別ルートを探った上山選手は、途中にランディング。新しいグライダーに乗る平木選手は、まだ機体の感覚が、十分つかめておらず、ローカルで、調子を見るフライトに切かえメインにランディング。明日は3時からセイティーブリーフィングがあるので、あまり長くは飛べない。本戦まで残り時間が無いのが少し気にかかる。


 
2009/01/24(Sat) 開会式

オフィシャルトレーニング2日目。本来ならば、練習のタスクを組んで、回収も含め、システムが上手く機能するかをチェックしなければならないのだが、3時からセーフティブリーフィングが始まることになっており、それまでに選手全員が、無事にフライトし終え、集まれるかの心配からか、ただのフリー練習になる。

日本チームは、あまり、冒険をして、ブリーフィングに間に合わずに、失格になるのも、馬鹿らしいので、テイクオフ近辺を探った後、バレ・ド・ブラボーへのゴールへランディングすることに決定。早めにテイクオフをする。今日は、割と順調に上がり、全員ゴールにランディングした。
このエリアの風は、向きが一定していない(高度で違うし、空域でも大きく変化する)ので、かなりトリッキーなエリアと言える。やはり地元有利か。

ブリーフィング後、町の中心となる広場に集まり、そこから例によって、町をパレードし開会式会場へ。沿道では、沢山の町民が集まり、各国選手に暑い声援を送っていた。開会式場にも沢山の町民が集まっていた。あまり、イベントが無い、この町では、パラの世界選手権は一大イベントなのだ。ウエルカム・ディナーも長居をせず日本チームは明日に備えて、寝ることにする。


 
2009/01/25(Sun) TASK1 74km 大会初日

朝から絶好のフライト日和! と言っても毎日良い天気でフライトキャンセルの心配をする必要の無いエリアです。 日本チーム全員、体力と気力で頑張っています。

本日は大会初日、13時エアースタート、74Kmのゴールレース。
西に15km稜線上の鉄塔のパイロン、その後南の15Km先の平野部のパイロン。再びテイクオフに戻り、北東の台地のパイロンを取った後、西へ15km戻して、湖畔のメインランディングのバレ・ド・ブラボーがゴール。

初日日本チームは全員ゴールを決めました。慣れないエリアでは有りますがこの調子で明日からも頑張ってフライトしたいと思います。応援宜しくお願いいたします。


 
2009/01/26(Mon) TASK2 91km KEN1平木ゴール!

ブラボー!!
今日はジャパンチームトップだったKEN1がレポーターです。毎日トップの選手が書き込む方式となってます。
昨日の初日(25日)は、若山さんがトップで50位ちょい、たろさんが続いて、平木KEN1ほぼ同時でした。今日は、昨日の順位でのテイクオフ順。調子を上げて、どんどん成績アップしていきたいところ。
相変わらずの快晴、乾燥した気候で、好条件が期待され、組まれたタスクは91キロ。テイクオフから6kmEXITで、西の沖にある昨日のデカプリンB26を取り、南東に30kmほど振ったB32の後、北西のスリーキングスの向こう側のアンテナB05へ。ゴールは、ブラボーの東15kmほどにあるG03。

スタート前の雲底をめぐる攻防はかなり激しく、雲に入りかけては離れたりの繰り返し。スタートのポジション取りはかなり重要なので、みんな必死。日本チームはぼちぼちな感じでスタートを切り、西の沖パイロンへ向かう。ここで、たろさんが少し遅れ気味。
デカプリンのターンポイントで+6くらいの強烈サーマルで挽回したKEN1は、平木アニキに追いつき、南東へグライド開始。南へ大きく迂回しながら進む先頭集団のペースはあまり上がらず、雲を上手く使って後ろに合流できそうな感じ。かなり良いペースで飛びながら、後に情報を流す。
B32は積雲の大きな陰りになっていて、先頭集団がもがく。それを見ながらキープハイで上から合流。
後から来たたろさん、若山さんは無念にもここで脱落。

後は、初日に行ったスリーキングスの北西アンテナを取り、G03ゴールへ!
昨日飛んだ場所なので、雲底まで上げ切って思い切ったグライドが成功し、KEN1は30〜40位でゴール!!平木アニキも続いてゴール!
ごっつええ感じです。

がんがんコンディションなのでちょっとラフなサーマルが多いため、気を抜かずに頑張りたいと思います。毎日ゴールを目指してめい一杯メキシコを楽しみます!
ほな、アディオス!!


 
2009/01/27(Tue) TASK3 94.4km KEN1痛恨のショート

今日のトップは若山さんですが、疲れ果ててるので20秒差で続いた上山が書きます。

本当に毎日飛べます。オーガナイザーによると飛べない日は「ない」そうです。このまま12本目までいけそうな予感です。乾いた大地から発生する上昇気流は強烈で、風がぶつかり合ってコンバージェンスの嵐です。

今日のタスクはテイクオフから南西⇔北東を大きく2往復する94.4キロタスク。ここの地形はテイクオフの山を挟んで、南西側が低く、北東が高くなっています。テイクオフは2200Mで、南西の地面は1500ぐらいですが、北東側は高い地面では2500ぐらいあるところもあります。(テイクオフよりも高い)。なので、南西側から北東側にグライドしていくと、いくら高度を稼いでもそれ以上に地面がせりあがってきます。

条件は渋めで、序盤サーマルトップは3000以下。渋くてもスタート時刻と同時に、ハイスピードで選手はスタートの南西方面に突っ込みます。日本勢も全員いいスタートを切って、レースを展開しますが、20キロぐらいの南西の第2パイロンで山の頂上につけた組(若山含む)は順調に北東にリターンしていきますが、ここで山の頂上につけれなかった組は遅れをとりました(平木・ケンイチ・上山)。
北東は地面が高いだけあってクラウドベースも高く、サーマルは活発。テイクオフの山から北東にうまく階段をジャンプアップできるかが勝負の分かれ目になります。

途中で合流した若山・上山はトップからは大分遅れましたが、ほぼ同時にゴール。昨日ナイスゴールを決めた好調ケンイチはその後ゴールに突っ込んできますが、おしくも500mショート。平木さんは手堅くゴールを決めました。
個人的には昨日激しょぼの飛びをしてしまったので、総合上位の夢は絶たれましたが、日本に何か持って帰れるように残り9本?もベストを尽くします。


 
2009/01/28(Wed) TASK4 84.3kmレース 惜しくも全員ゴールはならず

のんびりムードのメヒコ。 大会2日にしてタスクの地図を配られる大らかさ。
TASK4を向かえ、ようやくスタッフの連携も図られ、本来の大会ムードになって来ました。 本日は13時エアースタートでレースが始まった。 B05の18Km西の岩頭を取り、折り返し28Km北西の高原地帯のピークB17を取り、再びテイクオフに帰りる三角パイロン。
その後ゴールは初日と同じ大会本部の有る湖畔のリゾート地、バレ・デ・ブラボー。

サーマルは強いが移動のタイミング非常に難しいコンデイションの中、トップ集団はレース中盤までは団子状態で移動。日本選手も平木さんが少し遅れるが他3名はトップ集団の中で移動。

エル・ペニョオンのテイクオフに帰り、ファイナルのゴールに向かう際にドラマは起こりました。 上位を焦ったKEN1とタローがファイナルグライドを始めたが普段ある平野部でのサーマルが無く、スピードセクションをクリアーしたが高度がわずかに足りずゴール手前で惜しくもランディングしてしまった。
平木選手はテイクオフのサーマルを上手く上げきれず他の女子選手とゴールに向かうが、タロー達と同様ゴール手前であえなくランディング。
女子選手の上位を狙う中、痛恨のTASKでした。 本日のゴールは若山選手。  日本選手、気分を一新し明日からの競技に望みたいと思います。


 
2009/01/29(Thu) TASK5 100キロ超タスク!

上山です。5日目にしてやっといい飛びできました。
タスクは、ここまでで最長の114キロ。簡単にいうと、テイクオフの山を中心に南西に15キロ、北に15キロ、東に15キロそれぞれアウトアンドリターンして、ゴールに向かうタスク。大半が平地です。ここブラボーは、地形風は強く吹き込むところはありますが、場の風は基本的に弱め。なので、強いアゲインストレグもあまりなく、こういったタスクで100キロを組むことができます。

スタートは、荒れたサーマル・低い雲底で150機がひしめき合う苦しい中で待機し、時間と同時に一気にスタートポイントに向かいます。日本チームは全員いいスタートを切り、最初の南西のアウトアンドリターンをこなします。リフトは渋いながらも豊富なので、がんがん突っ込んでいきます。北のパイロンは雲沿いにかなり大回りするルートと、雲がないルートを突っ切るダイレクト組にわかれますが、結果はあまり大差なし。南下してテイクオフの山を目指します。
勝負どころは東のターンポイント。若山さん・ケンイチは、集団に続いてターンポイントに一気に突っ込みますが、上山は途中で下からすごい勢いで上がってきているグライダーにかぶせ、手前で上げきる作戦に。これが大成功で、ターンポイントを折り返して残り40キロで10機程度の先頭集団に合流成功!
ウルバン、アビ、トーマスといった面々とサーマルトップまで回してグライドしていくだけで、アドレナリンがビンビンでてきます。この優位を最後まで崩さないように慎重に駒をすすめ、終盤は渋めの条件で後続に追いつかれましたが、20番手以内にゴール!ファイナルは対地80キロ程度でガンガンにアクセルを踏んでましたが、アビにさくっと抜かれました。

若山さんもその後ゴールに続きました。平木さんは時間切れで距離伸ばしの2キロショート。ケンイチは東からの折り返しで、テイクオフの山の西強風に阻まれ惜しくもランディング。
練習日から8日連続でハードな条件で飛んで疲れもたまってきてますが、明日以降もこういう飛びができるようにがんばります。


 
2009/01/30(Fri) TASK6 ケンイチ執念のゴール

今日は平木が日本人TOPゴール(多分女子でもTOPゴール(^^)vを決めたのでレポートさせてもらいます。
今日のタスクは最初西6.5Kにあるポイントからexitスタート、その後TOに戻り、次に9kほど北へ、次に西のスリーキングスと呼ばれる3本突き出た岩のある尾根の先へ大きく振ったのち、平野を渡ったかなり南のアンテナをとってバレ・ド・ブラボーに戻る87.4Kmと短め?のタスクでした。
今日は上がりがイマイチなのにいつもにも増してラフなコンディションで、グライダーコントロールに本当に神経がすり減りました。また下層になると谷風がすごく強くて、先頭集団の後方を若山さん・太郎・平木と進んでいたのですが、北のパイロンからの帰りに皆より少し低かった若山さんはこの風に捕まり無念のLDとなりました。ケンイチはこの苦しんでいる集団を見て、遠回りながら確実に上げれるTO回りの集団を選択、遅れながらも確実に駒を進めました。太郎・平木はその後も苦しみながらも先頭集団をなんとか追従、早めのゴールを決めることが出来ました。一方集団がどんどん小さくなっていったケンイチですが、対地100mからの上げ直しなど執念で飛び続けゴールを決めました。明日は待望のレストディ。ゆっくり骨休めして、後半戦に備えたいと思います。


 
2009/01/31(Sat) レストデイ

昨日までに連続6本タスクが成立し、ルールに従って、本日はレストデイとなる。選手達は、バレに来てから、練習日を含め連続9日間もフライトし続けており、しかも1本が4時間を越えるので、かなり疲労がたまってきていた。恵みのレストデイとなる。選手達は三々五々、朝食を済ませ、町をぶらついたり、選手のために開放されたホテルのプールサイドで昼寝をしたりしてのんびりと時間を過ごし、充電をした。、


 
2009/02/01(Sun) TASK7が追悼のフライトに

今日は、後半戦の始まりと思っていたら、チームリーダーミーティングで不幸にもタスク6で、事故にあったシュテファン選手の追悼をしたいと言う提案が出され、協議の結果、空からの献花をする、フリーフライトに変更になる。献花をするためにブレークコードから手を離すのが危険とならないように、献花は事故現場の、エル・ペニョンではなく、バレ・ド・ブラボーの湖畔のランディング場の上ですることに決められる。選手達はいつもよりリラックスした雰囲気でテイクオフして行き、高度を稼ぎ15kmほど北に位置するブラボーのランディングへ向かった。夜の8時から、中央広場に面している教会で、追悼のミサが行われ、大勢の地元の人たちも参加してくれていた。


 
2009/02/02(Mon) TASK7 97.4kmレース 再び全員ゴール!

上山です(ケンイチに三秒差で勝利。GAP2002なので順位はどっちが上か分かりませんが)。二日あけてのタスク。今日も天気・風共に快調。二日休んだので、体調もばっちり。苦しめられた謎の激しい下痢からも復活しました。サーマルトップは3500オーバーと、これまで一番いい予報。3000ぐらいが一番風の弱い層なので、キープハイで動き続けるとスピードがあがります。逆に地表付近の風につかまると、一気にスタックしてしまいます。
タスクは97キロ。長いんだかどうなんだかわからない感覚になってます。西に20キロ、南東に30キロ、北西の街ゴールまで30キロってとこです。ケンイチ・上山は最高のスタートを切り、西に駒を進めます。先頭集団は北西に続く山並みを進み、一気に南下する作戦。しかし、山並みが荒れてるばかりで思うほど上がらず、平野を突っ切った集団が有利に。この中に平木さんもおり、いい集団で動いていきます。ケンイチ・上山は先頭集団からは遅れますが、南東のターンポイント付近が渋く、このあたりで大分追いつくことに成功。ゴール15キロ手前のテイクオフ山で平木・ケンイチ・上山が合流。山の奥の風がよどんでいるところで、ケンイチ・上山が一気に3500まで上げてそのままスピードセクションへ。五分遅れて平木さん、20分遅れて若山さんゴールと、全員ゴールを決めました。
とにかく、アグレッシブに前へ、前へ駒を進めていくことが速くゴールすることにつながります。当然キープハイですが。いい感じで飛べて来てはいるので、トップ20でゴールして一枚目(本部に打ち出されるリザルトの一枚目。大体900点ぐらいもらえる)にまた載れる様、明日も頑張ります。平木さんは女子チャンプ狙える位置に来てます!

 
2009/02/03(Tue) TASK8 114kmレース 再び100km超タスク

上山です。今日は大会中最高の条件、抜群のスピードレースが展開されました。雲底は3700、風もいつもどおり上空は強くありません。タスク5に続いて再び114キロのタスクが組まれました。西にスタートして、さらに東に戻り、その後、北に大きく振って、また西方面に戻りバレ・ド・ブラボーにゴールするタスク。
スタートはテイクオフから6キロEXIT。雲底でステイしますが、山沿いに行く選択肢を残して待つ大群と、雲を伝って平野を突っ切ることに決めた集団に分かれます。後者が大当たり。この中に平木・上山が入っており、抜群のスタートを切ります。最初のターンポイントまで先頭10機の中で進みますが、折り返してから、東の戻り北に向かう所で、マウラーが先頭を引っ張る10数機の集団が尋常じゃない速さで飛ばしていきます。平木・上山はくらいついていきますが、徐々に遅れていきます。とにかく速い。。高い。。平木さんは北からの折り返しで遅れてしまいます。上山は第二集団で駒を進め、キープハイ&アクセルガンガン踏みで突き進みます。調子よく雲沿いを進むことが出来、114キロを2時間53分でゴール。30番手ぐらいだと思います。先頭集団10数機はは2時間35分ぐらいだそうです。。。。ちょっと遅れて若山さんゴール、前半かなりいいペースだった平木さんは終盤のスタックで降りそうになりますが、時間切れ間近に執念のゴール。表彰台に夢をつなぎました。ケンイチはゴール手前で降りてしまいました。
雲が連なる素晴らしいコンディションだったので、個人的にはかなりいいペースで飛べたと思うのですが、あのトップ集団の速さには驚きます。なんとか明日以降、先頭集団に食らいつけるようがんばります。


 
2009/02/04(Wed) TASK9 106Kmレース

早いもので、大会も残すところ今日を含め3日となりました。 今日のタスクは後半戦の波乱を予想させるタスクでした。 スタートパイロンはエル・ペニョン 6KmEXIT。その後ファーストパイロンは東に18Km先。スタートのポジショニングでの事故を防ぐ為の配慮もあるが、選手はどの位置でステイするかも難しかった。 タローは南の馬の背の雲低を使いスタート。 平木・健一・若山は東の最短ルートでのスタート。 有力選手はタローと同じ位置でキープしていた。 ファーストパイロンでの返しはタロー作戦が的中、トップ集団10位で折り返す。
少し送れ若山。平木が続く。 その後、北の大地のターンポイントB41、23Km先もバレ・ド・ブラボーの湖上空の直線最短ルート組と、雲底を利用した集団と別れた。 トップ集団は最短ルートでタスクをこなしフランス、スイスの常連組がゴールした。タローと若山は雲低を利用した平野ルート。平木と健一は直線ルートでタスクを折り返す。 最終ファイナルは雲低をうまく利用した若山がゴールし、続いて15分遅れで健一もゴールした。少し遅れていた平木・タロー選手のファイナル時期には地上のサーマルも終わってしまい、平木はゴール1Kmのスピードセクションはクリアーしたがフィニッシュライン手前100mで痛恨のランディング。女子選手1位を目指す中、手痛い結果でした。 残り2TASK、上位を目指し頑張りたいと思います。


 
2009/02/05(Thu) TASK10 最長の117キロ!レース

上山です。明日最終日で、夜が閉会式のため短めのタスクが予想され、今日でかいのを組んでくると思っていたら、でました最長117キロ!今まで使ったことのない幻のゴール02になりました。この北の台地にあるG02、なんと高度が2800。テイクオフより500mも高いところにあります。
タスクは、南に10キロ、西に15キロ、北東に20キロ、そこから大きく南西に30キロ、最後に再び北東に40キロ。いやになるぐらいのアウトアンドリターンです。12:45にレーススタートなので、平均速度30キロで飛んでも16:45ゴール。サーマルは17:00前後には売り切れるので、いい集団で効率のよいサーマルのみを使ってガンガン進まないとゴールに間に合いません。
昨日のタスクでゴール前ショートしてしまったので、今日はゴールビールを飲むことを心に誓いテイクオフ。スタートはここ数日抜群です。今日も高いところから先頭集団でスタート。他のメンバーもいいスタートを切ったようです。今日はリズムがよく、北東のパイロンを折り返した後も先頭集団30機ほどの中で駒をすすめます。失敗は南西に向かう所で、砂漠地帯はサーマルが豊富なのでサーマルを捨ててガンガン進だのが失敗。。集団の中で低くなってしまい、先頭集団からこぼれ第二集団に吸収されてしまいました。その後も上げるところで、しっかり上げ切り、時間切れにならないよう先を急ぎます。北の台地は高度が高いので上げても上げても高くなる気がしませんが、ようやくファイナルグライドに入れるサーマルをゲット。そのころトップ20機ほどがゴールに向かっていました。しっかり上げ切り第二集団でゴール。117キロは流石に飛び甲斐があります。4時間弱でした。
その後若山さん・ケンイチがゴールに向かいますが、17:30のタスク時間切れに間に合わずショート。平木さんも100キロ以上飛びましたがゴールはなりませんでした。
最終日は先頭集団でゴールできるようがんばります。


 
2009/02/06(Fri) TASK11 キャンセル

1位から4位までが182点差と言う、僅差。ちょっとした判断ミスで優勝の行方はどう転ぶか分からない。今日は、表彰式もあると言うことで、少し短め(?)の85.4kmレース。ゴールはバレ・ド・ブラボーに決定された。11:20のゲートオープンと同時に各選手はテイクオフを開始。1時間かからずに選手全員がテイクオフを完了し、スタートにあわせて、高度を獲得し、より良い場所取りが始まる。コースの中盤あたりまで、進んだところで、川上選手がアウトランディングをしようとして、ファイナルグライド中に潰されてクラッシュするアクシデントが発生。他にもギリシャの選手もクラッシュしたようで、両方ともヘリでの緊急輸送が行われることに。タスク空域内にヘリが侵入しなければならず、タスクはストップとなる。この時点で、ゴール者が1名もいなかったため最終的にタスクキャンセルとなった。その結果、昨日までの10本の合計点が確定し、第11回世界選手権者にスイスのアンディ・アエビが輝いた。女子はフランスのエリザ・オードリー、チームではチェコがゴールドメダルを獲得し、平木選手は手堅い飛びで、堂々のシルバーメダルを手中におさめた!
今回は10本のタスク、それも平均が100km超と言う素晴らしい選手権であったが、死亡事故が起きてしまったことは眞に残念である。どうすれば、事故を減らすことができるかが、今後の大きな課題として残った。



 
 ■開催要項 
 
11th FAI World Paragliding Championship
Event classification:
First Category Event

Type of Event:
World Championship

Place:
El Penon, Valle de Bravo(Mexico)

Dates:
23/01/2009-06/02/2009

Website :

Document(s) :
Disciplines / Task Styles :
Cross Country
 
Event Organiser :

Organiser :
Alas del Hombre

Contact Person :
Oscar Sanchez Campos & Alfredo Ramirez

Email :
 
FAI Member in the country :

Organisation :
FEDERACION MEXICANA DE AERONAUTICA, A.C.

Address :
Rio Churubusco Puerta 9 Cd. Deportiva,
Edifico Codeme 3er Piso, Magdalena Mixhuca
C.P. 08010 Ixtacalco MEXICO CITY, D.F.
Mexico

Email :

Website :

Telephone :
+52 55 519 1600 / + 52 55 519 1213

Fax :
+52 55 654 5053