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 世界選手権 
 
 6th FAI World Paragliding Accuracy Championship -Kuncice pod Ondrejnikem (Czech Rep.)
 
日本代表チーム
兼チームリーダー
OKA YOSHIKI
岡 芳樹
本番前に、大会に出られず練習量が少ないのが、心配ではありますが、世界選手権直前のチェコ・オープンを練習台にして、100%の実力を出しきれるように頑張ります。目標は、国別で表彰台に貢献すること。
 
YAMAYA TAKESHIGE
山谷武繁

今回で世界選手権は2度目の出場となります。前回のクロアチアでは気負いすぎて、満足行く結果どころか、自分としてはワーストのスコアを本番で出して、チームにも迷惑をかけてしまいました。2度目の今回は反省を生かして、まずはチームスコアを意識して、国別対抗で3位以内を目指したいと思います。全員がベストフライトをすることができれば可能だと思うので、チームで意識を揚げて、メダルを持って帰りたいと思います。個人では平均3cm以下のスコアを目標に普段からフライトしています。このスコアが出せれば金メダルが見えてくると思います。昨年のワールドカップ最終戦で世界との差はほとんどないことが確認できたので、チェコでは一番高いところにたって、日の丸をど真ん中に掲げたいと思います。被災した宮城県の代表としても地元に金メダルを持って帰りたいと思います。

 
YOKOI SEIJUN
横井清順
楽しんで、楽しんで、自分の向上を目指す事が、チームの向上に繋がる。
 
KOGA MITSUHARU
古賀光晴
アキュラシー競技は基本的には個人競技ですが、世界選手権は国別対抗です。
それに、技術はもちろんですが、メンタルがとても大きな要素となります。互い
にフォローし励まし合い、日本チーム一丸となって優勝を狙います。
 
KAWAMURA MAKOTO
川村 眞

ずばり個人で1桁,国別はメダル。最低1回は,「0000」。サラリーマン代表として頑張ります。

 
TOHBU MIZUHO
東武瑞穂

アキュラシーを始めて2年半。始めた当初は、世界選に出場できるなんて思いもしませんでしたが、今回代表メンバーに選ばれ、大変嬉しく思っています。
大きな大会なので不安もありますが、こんなチャンスはめったにないので、楽しんでフライトしたいです。そして1本1本のフライトに集中して、自分自身で満足できる結果が出せるように、がんばりたいと思います。
また、日本チームが少しでも上位に入れるように、皆さんと協力していきたいと思います。
暖かい声援や励ましのお言葉ありがとうございます。応援よろしくお願いします。

 
MORO KASUMI
茂呂可寿美
前回のアキュラシー世界選手権では思うような成績が残せず悔いが残ってしまいましたが、そのときの思いを忘れず思い残すことのないように全力で戦ってきます。
応援よろしくお願いいたします。
 
 
 
 ■日本チーム現地レポート 
大会結果 2011/07/31(Sun)

1ラウンドの結果は、ここで:http://registration.pga-worlds2011.cz/comps/user/results.jsf
国別ランキングは、ウエブでは見れないので、ここに紹介します。
1位スロベニア 4cm
2位インドネシア 16cm
3位中国 24cm
4位セルビア 40cm
5位イギリス 60cm
6位日本 123cm
7位リトアニア 150cm
8位チェコ 157cm
9位ブルガリア 226cm
10位トルコ 282cm
11位ハンガリー 1401cm
12位ロシア 1434cm
13位台湾 2083cm
14位ルーマニア 2204cm
15位スロバキア 3086cm
M

 

DAY8 2011/07/31(Sun)

今日は、昨日飛び残した選手を、なんとか、天気予報で出されている西寄りの風が入り込まないうちに、サブ会場で飛ばせるべく、ブリーフィングを早目て5:45にし、6時過ぎに移動を開始する。テイクオフにつくと、既に弱いながらフォローの風が入っている。8時まで待ったが、コンディションが好転せず、いったん宿舎に戻る。メイン会場のテイクオフは、ほぼ正面から平均7m/s、MAXで10m/sと飛べるコンディションではない。ウエイティングをした後、11:00のブリーフィングで、可能性を信じて、28番までの選手がテイクオフに上がることに。テイクオフに上がると、強めながら、飛べそうな風が正面から入っている。ダミーを出すと、特に荒れた様子もなく、前に出てゆく。ここから新しいラウンドが開始される。昨日途中まで終了した第5ラウンドは、同じランディングを使って継続できないことになり、ルール上、キャンセルとなる。昨日、良いスコアを出した選手にとっては残念な結果に。しかし、これで昨日ハーネスタッチで1000点を出した、山谷選手にとってはラッキーな結果となる。順調にテイクオフが進み、10番目の山谷選手もスタート。パッドを踏むが、同時接地と判断されパッドスコアではなく、一番遠いポイントを測っているためコンプレインを出しす。結局、審判の判断に不一致があったとして、リジャンプとなる。また、24番目の岡選手は、前の選手に追いついてしまい、同時進入となったため、ターゲットを外しリジャンプに。コンディション的には狙いやすそうであったので、残念な結果となった。時折強さが変わる風速に惑わされて、パッドを外す選手も出始める。その中に地元チェコのトップパイロットのカミル選手がいた。彼は、昨日ゼロ点を出していただけに、無念さは計り知れない。35番目の、ミリチャが飛んだところで、雲底が下がりテイクオフがクローズに。しばらくウエイティングをするが好転せず、スケジュール的に、時間内に、全選手がフライトを完了できないと判断し、オーガナイザーは、ラウンドの終了宣告をする。その後、提出されていたプロテストに対するジュリーの採決がされ、4本成立で大会の幕を閉じることになる。少なくとも8本くらいは飛べるのではと期待していたが残念な結果となってしまった。日本の国別ランキングは、6位と前回と同じ結果となってしまった。
結果は:http://registration.pga-worlds2011.cz/comps/user/results.jsf



DAY7 2011/07/30(Sat)

朝起きた時は、ガス。11時半まで、何回かウエイティングした後、昨日残った選手とリフライトの選手が12時から、サブ会場に移動。テイクオフの風向・風速は絶好。順調にフライトが進む。しかしランディングは、サーマルが出始め、風向が定まらない時も。それにはまったのが川村選手。帳尻が合わず、フォローでランディングし、大きくオーバーしてしまった。続く東武選手は、ロングアプローチで攻めるが、アゲインストの風に阻まれ、アクセルを踏み込むが、ショートし、痛恨のフォールとなってしまった。チーム最後の茂呂選手は、スピードの抑えのタイミングがわずかに合わずに、ターゲットを外してしまった。
3時前から、第5ラウンドが開始される。チームトップを走る山谷選手は、パッドを踏み9cmを出すが、わずかに、ハーネスが地面につき1000点を取ってしまった。そのごも順調にフライトが進んだが15番目の選手が出るころからテイクオフにサイドの風が入り始め、少しトリッキーなコンディションになる。そして25番目の女子選手が、ツリーとなり、5番あとの、現時点での世界選手権タイトルホルダーである中国のザン選手がツリーして、一時中断。テイクオフの風が一向に好転しない中、発達した積乱雲の下で雨が降っているのが確認され、じきにランディングまで来ることが予想され、昨日同用、近くのパブに一時避難することに。ビールを2杯飲んだころに、テイクオフの風が好転したので、競技を再開することに。この時間になるとサーマルはほぼ終わり、風も弱めで絶好のアキュラシ日和になる。順調に進んだが、72番の選手がフライトした時点で、日没となり、東武選手の前で本日のラウンドは終了となる。5ラウンドでは、パッドスコアは岡、川村の2選手のみ。ぜひ明日は女子2名に期待がかけられる。明日残りを済ませた後、何としてでも2本飛びたい。
大会の結果は、http://registration.pga-worlds2011.cz/comps/user/results.jsf



DAY6 2011/07/29(Fri)

8時までウエイティング後、第1便が、サブ会場へ移動。9時半過ぎに昨日残った、ところからスタート。風は弱めのサイドフォローか無風。残りの選手は、どちらかと言うと、女性が多く、かなりインターバルを取りながらのテイクオフになり、時間がかかった。12時少し前に、なんとか第4ラウンドが終了。メイン会場のテイクオフの風情報も、いまいちなので、移動の時間を考慮して、このままサブ会場で続行することに。テイクオフの風が安定せず、後ろから来ない時にテイクオフする関係で休み休みにフライトが行われ、60番の選手が飛んで、風待ちしているうちに、発達した雨雲が会場に接近したため、一時中断。雨を避けてランディング近くのパブに避難。雨雲レーダーの状況から判断して、最終的に5時にキャンセルとなる。朝の晴れから想像して1ラウンドが終了できなかったことは、まことに残念。4ラウンドでは、山谷選手と横井選手がパッドスコアを出しているので、残りの3人の頑張りに期待したい。



DAY5 2011/07/28(Thu)

朝一のブリーフィングで、1時間ウエイティングした後、飛べそうになるとの予報で、サブ会場に移動。しばらくテイクオフでウエイティングした後、弱いフォローが吹く中、無風を狙って、第2ラウンドの20番から競技が開始される。サーマルはでていないので、風向。風速が変化することを除けば、割と狙いやすいコンディション。しかし、日本チームでパッドスコアを出したのは、横井選手のみで、昨日の山谷選手と2名のみで国別ランキングを上げることができなかった。2ラウンドが終了した時点での国別ランキングは:
1位スロベニア 12点
2位インドネシア 37点
3位セルビア 54点
4位中国 63点
5位チェコ 177点
6位日本 221点
7位ブルガリア 473点
8位トルコ 474点
9位リトアニア 594点
10位イギリス 1374点
11位ハンガリー 2080点
12位台湾 3310点
13位ロシア 3835点
14位ルーマニア 4611
15位スロバキア 9093点

2ラウンド終了後すぐに第3ラウンドが開始されたが、あいにくテイクオフへ上がった時点で、雲が湧きだし、一時中断。その後しばらくして再開され、山谷、岡、川村、東部の4選手がパッドスコアをたたき出し、初めて日本チームとしてそれなりの点数にまとめることができた。できれば明日、第3ラウンドの飛び残した選手9人の内、茂呂選手が、さらに良いパッドスコアを出してくれると、国別ランキングが1つ上がるかもしれない。
しかし上位の選手は、パッドは当たり前。いかにひとケタ代、それも若い数値を連続して出せるかが鍵となる、非常にレベルの高い戦いをしている。



DAY4 2011/07/27(Wed)

朝起きると、一面のガス。飛べる可能性がありそうとのことで、ウエイティングを続けるが、4時に最終的にキャンセルになる。7時半過ぎにメインランディング場で、各国の郷土料理を各自がふるまうイベントが提案され、食材が揃わない、日本チームは、おにぎりと浅漬けを作ることに。各国対抗戦で、日本は、ヘルシーフード賞を獲得した。明日は午後から飛べる予報なので期待したい。



DAY3 2011/07/26(Tue)

明け方に土砂降りであった雨も、弱まりはしたが、晴れとはならず、まずはウエイティングとなる。何回かのウエイティングののち、3時にとりあえずテイクオフに上がることに。場所は昨日同様、サブ会場。テイクオフにつくと、飛べそうな程度に強めの風が正面わずかに左から吹いている。ランディングの風も、1m/sと弱め、ポツっと雨粒が顔にかかるが、全く問題なしとのことでさっそくダミーがテイクオフ。ダミーからの報告でも問題なしとなり、ラウンド2が開始されることに。順調にテイクオフが進み、20番が飛んだところで、少し雨が強くなり、競技は中断。ロシアの選手が、雨の影響で上手くターゲットが狙えなかったとクレームを付けた模様。マチアスは4cm、インドネシアのユダが、ゼロ点を出した。各選手は思ったより高度が下がらず、前回世界先選手権で2位となったワンは、高度を落とせずに、オーバーし、挙句の果てにフォールとなってしまった。しばらくテイクオフでウエイティングを続けたが、コンディションは好天せず、残念ながら、本日は終了となる。なんとか明日は晴れて欲しい。



DAY2 2011/07/25(Mon)

大会二日目。北寄りの風が吹き込んでおり、予報も北風のため、今日は、昨日のエリアではなく、本会場の南西10kmほどにある会場に移る。ランディング場は、だだっ広い牧草地で、わずかに斜面となっている、これがどう影響するのか、注意が必要だ。テイクオフは、機体が2機やっと広げられるサイズ。しかし両脇を高い木に覆われてはいないので、メインテイクオフよりは、安心感がある。9時から、中国の1番、シェン選手からスタート。14cm。昨日1000点をたたき出したブルガリアのディミターはDCを踏み自動計測器が、ピー、ピーとランディングに鳴り響く。わが日本チームも少なくも1回は鳴らしたい。順調に10番目の山谷選手がテイクオフしたところで、雲底が下がり、一時テイクオフは中断となる。しばらく待ったところで、雨雲が来るかもしれないとのことで、いったんメイン会場に戻ることに。そこで3回ウエイティングをした後、結局本日のフライトは終了となる。山谷選手は、2cmと本来の調子が出てきた。後続の選手もパッドスコアで続きたい。



DAY1 2011/07/24(Sun)

大会初日。いよいよ競技が始まります。天気は良いのですが、風が強そうです。参加強制のセーフティブリーフィングで、今大会では、規則に明記されている認証登録済のハーネスを使うことに関して、多過ぎるパイロットが登録されていないハーネスを持ってきていることから、オーガナイザーから、この大会では、認証登録されていないハーネスでもセーフティヂレクターが安全性を確認すれば使用できるようにするとのアナウンスがあった。ヘルメットに関しては、お目こぼしは無く、EN966認証登録済みのヘルメットのみが認められることが再確認された。ハーネスに関して、日本チームとしては、ルールに従ってするべきとの遺憾の表明を書類でオーガナイザーに提出した。
一方、競技の方は、風が悪いので、ウエイティングが続いた。そして4時のブリーフィングで、とりあえずテイクオフに上がり、条件が良くなり次第公式競技をスタートすることになる。5時過ぎにダミーを出し、様子を確認し、ついに世界選手権の1本目が開始される。始めは、空中ならびにランディングの風が強めで、かなり苦労する展開。そうそうたるメンバー(ブルガリアのディミター、セルビアのゴランなど)もショートする状況で、中国のシェン選手はパッドをきっちり踏んできた。そしてわが日本チームの山谷選手は、痛恨のショート!1000点を取ってしまった。日本チーム2番手の岡選手が飛ぶころには、空中の風は強いながらも、地表近辺の風は、かなり落ちてターゲットが狙いやすいコンディションになる。その中、岡選手はパッドスコアの2cmをたたきだす。3番手の横井選手は、惜しくもパッドを外し39cm。最近調子を上げてきている4番手の古賀選手は2cm。川村選手、東部選手、茂呂選手と続いたが、残念ながらパッドを踏むことができなかった。それでも国別では、そこそこのところに付けそうな雰囲気。オフィシャルサイトに大会結果が掲載されていないので、ハっキリしたことは言えないが、マチアスがゼロ点でトップ。そのあと1点が数名。2点が数名いたと思う。国別では、現在WPRSランキング上位に付けている選手でも、結構失敗しているので、日本も結構いい線いっているかもしれない。この調子で、最低4人はパッドを踏んで行きたい。

     


DAY0 レジストレーション 2011/07/23(Sat)

今日は、練習とレジストレーションの日。しかし天気は朝から雨。練習フライトは全く期待できない。レジストレーションは、2時からなので、スーパーで必要品を買いに行く。レジストレーションに必要な書類をそろえて、2時少し前に受付場所に。日本チームは1番目だ。今年から要求事項となった、認証登録されたハーネスの使用の義務付けを甘く考えている、あるいは全く知らなさそうな国が多くいて、どのようなことになるのか。また、知らずにきた(?)中国チームは、昨年から導入されたEN966認証のヘルメットを当日購入していた。
オープニングセレモニーは、予定では、屋外で行うはずであったが、あいにくの雨模様。急きょ、ランディング場近くのレストランバーに変更し8時過ぎから行われた。いつもあるパレードは無く、すぐに始まった。来賓の手短な挨拶のあと、チェコの伝統ダンスの披露があり、明日からのローンチオーダーの抽選が行われ、日本チームは、15カ国中10番となった。その後ライブのミュージックが始まったが、日本チームはそこそこで引き上げ、宿舎のコテージへ。軽くミーティングをして、明日7時半と早い全体ミーティングのために就寝。



 ■開催要項 

6th FAI World Paragliding Accuracy Championship

Event classification:
First Category Event

Type of event:
World Championship

Place:
Kuncice pod Ondrejnikem (Czech Rep.)

Date(s):
22 Jul to 30 Jul 2011

Website:
http://www.pga-worlds2011.cz/

Disciplines / Task Styles :
Paragliding Accuracy
Event organiser
Organiser:
Paragliding Klub VSB / Letecka amaterska asociace CR

Contact person:
Kamil Konecny

Address:
Vysokoskolsky klub technickych sportu VSB TU Ostrava
17. listopadu
Ostrava Poruba 70800
Czech Rep.

Telephone:
+420 608 811 699

Email:
kamil.konecny@post.cz