TOP  ジャパンリーグ  クロスカントリーリーグ  アキュラシーリーグ  日本選手権  世界選手権  リンク

 世界選手権 
 
 4th FAI World Paragliding Accuracy Championship -Trakai (Lithuania) [2007/2/9-2007/2/18]
 
 
日本代表チーム
チームリーダー
OKA YOSHIKI
岡 芳樹
 
MONJI HIDEAKI
文字 英彰
KIKUTA KOJI
菊田 高司
KAWAMURA MAKOTO
川村 眞
KANNO TAKAHIRO
菅野 剛広  
 
■FINAL RESULTS
  
FINAL EVENT OVERALL RESULTS
  
FINAL EVENT Overall Nations Results
  
  
    
 2/9公式練習、機体検査 受付、開会式
 

2/10

競技Round 1.
 2/11競技Round 2./ 3.
 2/12競技 Cancel
 2/13競技Round 4./ 5./ 6.
 2/14競技Round 7./ 8./ 9.
 2/15競技 Round 10./ 11.
 2/16休息日(リトアニア独立記念日)  
 2/17競技、閉会式&表彰Round 12.
 2/18予備日 
    

 

  
2007年1月22日 アキュラシー世界選手権強化合宿
 「第4回パラグライディングアキュラシー世界選手権」では参加資格として、トーイング技能証取得が条件になっています。JHFに該当する技能証がないため、日本代表チームメンバーにトーイングトレーニングを実施し、受講者にJHF認定証を発行することになり、1月20日・21日、山形県南陽市の南陽スカイパークにおいて、オーストラリア連盟のトーイングフライト/オペレーションの課程を終了している山谷武繁氏により実施されました。代表選手は既にこれまでに全員トーイングフライトの経験を持っており余裕のフライトで実地試験はクリア。アキュラシーターゲットでも5割以上の確立で直径30cmのターゲットを踏み確実に実力をあげてきています。代表選手の合宿ということで地元新聞、テレビの取材もあり世界選手権に向けて盛り上がってきています。
2007年02月8日 リトアニアに入りました。
  成田を12:20に出てKLMオランダ航空でアムステルダムまで約11時間。そして3時間空港で時間を潰し、リトアニア航空のプロペラ機で2時間揺られようやく到着しました。現地時間は23時。フランスから1時間前に到着していた岡さんと合流。オーガナイザーの用意したバスに揺られ0:30ホテル到着。ホテルはトラカイ一のホテルだけあって、快適です。このホテルは今回の大会のヘッドクオーターになっているので明日の朝はゆっくりできるでしょう。日本との時差は+7時間です。 
2007年2月9日 受付&公式練習日
 今日は10時から受付&公式練習日でした。 日本でのトーイング経験もあり、十分に練習もしてきたため順調に、、、と思いきや、言葉の問題のみならず、若干のシステムの違いもあり、準備してきたトーイング用ベルトが使えないという問題にも直面しました。 スタッフの機転で紐を使って解決でき、フライト出来たと思いきや、紐が仇となってリリース出来ないし、、、。 そんなことも有ろうかと、二種類のベルトを準備していたので、急遽取り替えて二本目に駆け込みました。。。 が、慌てるとロクなことがないのはいつものことで、、、足ベルト閉め忘れてしまったぁぁぁ。ベルト付け替える時に、ハーネス外してたもんなぁぁぁ。 他には、トイレがない。飲み物の手配が困難。などの点も判明。 公式練習日に問題点の洗い出しが出来たと思って、明日からの本番頑張りましょう。

2007年2月10日 いよいよ競技初日
 いよいよ競技初日 先ほどジェネラルブリーフィングが終わりました。 10:30(時差7時間)から湖のメインエリアで競技が始まります。 さて、日本チームの成績は・・・

 本日の会場はトラカイ城の湖上です。スケートリンクの上にさらっと雪がある状態です。2.5m以内はシートで滑りにくいもののソフトランディング以外はスッテン間違いなし。ターゲットだけでなく氷との戦いでもあります。 さすが世界選、次々と半径15cmのターゲットを踏んで行きます。我々もターゲット対策をかなりしたのですが、その遙かに上をゆく信じられないような角度(というよりほとんど垂直に近い感じ)で狙ってきます。残念なことにひとりストールに入れてしまい病院に運ばれてしまいました。よい子はまねしないようにしましょう。 TeamJAPANはトップ岡が、予想外のシンクで3.6mと微妙な位置でしたが、2番手文字が8cmにつけ続く菊田も14cmとなかなか良い感じでした。が、昨日まで絶好調宣言していた川村は、高度が落ちず無理矢理狙いに行ったものの3.8mと外してしまいました。菅野も1m以内にまとめただけに4番手が残念です。初日トップは4人で55cmのチェコ。個人でも19人が15cm以内のレベルです。 JAPANもその差4mですのでまだまだ。明日から絶対挽回します。 今日は、初湖上で1本目が練習となり、1ラウンドで終わりましたが、明日からはバンバンやるそうです。 心配された食事(おいしいものはないと聞いていた)も、野生児集団なのか全然問題なし、おいしいかも。

2007年2月11日 大会二日目
  昨日の全体ブリーフィングで、-15℃以下では競技を見合わせる、というルールを確認したのですが、現在の気温-18℃。 早速適用されています。。。

 本日は寒さのウェイティングの後、10時半から移動開始。 2本成立しました。 気温はマイナス10℃位。寒いけど・・・・何となく大丈夫になっているのは不思議です。 今日も、日本チームの成績を上げるべく5人の戦士は戦いに望みました。 1本目は、岡選手、文字選手、菊田選手ともに20cm以内の好スタート。 後に続くはずの・・・・川村選手が・・・ そして、気合いを入れすぎた私が・・・・過激に狙って!!!!  ズルッ スリップして1000点。(ごめんなさい!です。) 何事も、やさしくしないといけませんね。 2本目は、岡選手、文字選手、菊田選手ともに好スタートとはいえず、微妙に切れがない。(慣れたとはいえ、寒さが集中力を少しずつ奪っているのか????) 川村選手・私が300点越え・・・・ 本当にごめんなさいです。 個人戦は、文字:11位 菊田:16位 岡:31位  後の二人はリザルトで確認してください。 5本成立すると、悪いスコアーが1本消せるので、5本成立時点の変動順位が楽しみです。 チームは7位に下がりましたが、気分転換して明日から挽回します。 ちなみに、明日の予想最低気温は、体感温度ですがマイナス40℃。信じられない気温です。どんな温度か!!!!体験してきます。 体調管理に気をつけて、チーム一丸となって頑張ります。 合い言葉は、「One Team One Dream.」

2007年2月12日 大会三日目
 1時間ウェイティング後、会場まで移動するが、ダミーが全く前に出ない。 結局3日目はキャンセルとなりました。 写真は、初日のフライト。 今回のメインエリアはトラカイ城を囲む湖上です。冬は全面に氷が張り絶好のトーイングエリアになります。 観光地としてたくさんの観光客が訪れるトラカイ城を真上から見ることができるのは最高です。 トーイングは、2本で交互にします。横に4列にセットしているところからテイクオフし、約200mちょっと上げて切り離し。テイクオフの先まで戻ったところのターゲットを狙います。中心の測定器は半径15cmです。 明日からは気温も上がり穏やかになってきます。 大丈夫でしょう。TeamJAPANの巻き返しに期待してください。
2007年2月13日 大会四日目
 八時半現在、晴れ、気温-8℃、風速2m 昨日までは10時半集合だったのに対し、今朝は9時半出発のアナウンスがありました。 運営側の気合いも伝わって来ます。

 本日、余裕で3本成立。 昨日、キャンセルで気分転換をし過ぎた所為か、微妙に切れがない。 3本目は、夕方で気温は・・・・・・ 公式温度計は片づけられてしまって、温度はわかりません。 日本チームはここにきて、体調不良。 (まるで、ジャイアンツの故障者続出ににてるかなぁ・・・???) 国別順位は7位のままです。 まだまだ、競技は中盤戦。 少しづつでも、順位を上げていくよう、集中していきます。 敵は自分と寒さ。 明日以降は、最高気温はプラスの気温になりそうなので、TEAMの力を合わせていきます。 皆さんの熱い・熱い・熱い応援よろしくお願いします。
2007年2月14日 大会5日目
 大会5日目の朝。 今日はバレンタインデー。 天気は、雪模様。風はなく、雪が空からゆっくりと落ちてくる感じです。 今日も9時半から移動開始です。 体調不良のメンバーは多少???回復??? でも、他のメンバーも咳が・・・・ 気合いでがんばります。 。

 9時30分出発。風向きのの関係か、トラカイ城に向かってテイクオフそして切り離した後テイクオフに戻るのではなくすぐ脇に用意されたターゲットへ…。結果はテイクオフで見ている選手にはよくわかりません。WEBで見てる皆さんの方がリアルタイムで楽しめたのではないでしょうか。http://www.paragliding.lt/alc/ さて、その成績も途中で更新されない事態もありどうしたのか気になった方もおられると思います。実は2ラウンド目の菅野選手の前のマケドニアの女の子がストールで落ちてしまいターゲットを狙えずリフライトとなったのでした。日本チームとしては初めてのリフライトなのでどのような手続きをするのかちょっと右往左往しましたがチーフジャッジにところに行くとあっさりリフライトチケットを渡されました。 2ラウンド目のフライトはそのほかにやっと回復の兆しが見えてきた文字が狙いすぎてスリップ痛恨の1000点を取り、続く菊田もストールランディングで耐えきれず1000点。国別成績に大きな影響を及ぼしてしまいました。3ラウンド目は、トップの岡さんが7cmを押さえ、続く文字もやっと調子を取り戻したようで4cm。(まだ熱の影響か腰が痛いですが…(T_T))残りのフライトに期待したのですが… 残り3ラウンド気合いを入れ直して頑張りたいと思います。

2007年2月15日 大会6日目
 本日も、9時半移動開始。 今日も暖かい????1日になりそうな予報です。 昨日までで、9本成立。最大12本の大会なので、今日は2本。 明日は、リトアニア独立記念日で、競技はなしで、フレンドリーコンペ。 明後日、ファイナル1本で終了の予定です。 (天候次第ですが・・・・・) 終盤戦、少しでも順位を上げるように、集中していきます。

 本日は快晴のもと、青空に各機体が映えるコンディションでした。 二本で終えるのは勿体ない気もするのですが仕方ありません。今日は短期決戦と考え、気合いを入れて行きましょう。 と思いきや、本日も1000点が二人となかなか乗り切れない状況が続く中、岡さんと菅野さんは堅実にスコアをまとめて行きました。 結果以外の注意点としては、私が昨日に引き続き、危険フライトの注意を受けました。内容としては、昨日はブレーク位置が深い状態で飛んだことによるストールの危険、今日は前日の注意をもとに振って降ろしたことによる危険フライトとのことでした。 どおりで、上位選手は似たような飛びをしていると感じました。 そんな中でも、現在トップのマティスのフライトは異色です。印象を簡単に言うと、他の上位選手でも高めに入って最後に辻褄を合わせる感じなのですが、マティスの場合はアプローチパスがすでに判っていて、最小限のブレーク操作で済ませると言うようなフライトなのです。 そのような精度で飛びつつも、地元のウィンドダミーに自分の機材を貸すことも度々。 このアゴのおっちゃんの飛びを見られただけでも、大いなる収穫です。
2007年2月16日 大会休息日
 本日はリトアニアの独立記念日。快晴で穏やかなコンディションながら、順調に大会日程をこなせている為、予定通りに休息日でした。 大会会場は、イベントが行われており、午後からは「エア・ショー」です。 モーターパラ・トライクなど、飛び交ってました。 日本チームは、まずお約束のトラカイ城見学。 リトアニアの歴史・民族・文化を学びました。 日本チームの体調はようやく回復しましたが、優勝は昨日までの成績で最終ラウンドを待たずしてスロベニアのマティアスに決まりました。ジャパンチームの7位もほぼ確定でしょう。明日の最終ラウンドは0(ZERO)を踏んで締めたいと思います。
2007年2月17日 世界選手権最終日
 早いもので、もうアキュラシー世界選手権も最終日を迎えました。初めてこちらに着いた時は、表彰台の期待と最終日まで、気合い十分で行けるかと、いろいろ考えていましたが、終わってみれば、まあ、そんなものかなと行ったところ。一部の人を除いて、納得できる結果では無かったようです。 これで、心を入れ直して、もっと練習しないと、偉そうなことは言えないことがはっきりしました。2年後に向けての課題です。 トップ選手は、やはり、安定してパッドを踏んでいます。わずかな気流の乱れでも、難なく修正して、きれいにパッドを踏んでいます。 私も含め日本選手は最後の最後での修正が上手くないことがはっきりしました。 最終フライトだったので、ルール上成績の悪い選手から飛んだのですが、結構自分の上位(後から飛ぶ)選手の動向をみれるので、結構楽しめました。 最後はパッドで電光掲示板に数字を出したかったのですが、残念ながら45cmでだめでした。それでも順位が3つ上がったのは助かりました。国別では7位変わらずです。 文ちゃんから始まった風邪は、日本チーム以外を体調不十分に落とし込もうというもくろみは脆くもはずれ、菅野さん以外の日本人選手を直撃してしまいました。私も何とか頑張って毎日飛んでいましたが、さすがに今日はしんどいです。 後は全員無事に、成田の検疫を通過し帰国出来ることを願っています。