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大会レポート
1月13日(木)

DAY5
地表の風も弱く、クリアーな空模様に期待が高まりました。
気象のほうも西南西〜西北西の穏やかそうな予報で、
ただ昨日の予想されていた到達高度がずいぶん外れていたので
その点だけが心配でした。結果的にやはりそのとおりになりましたが。。
タスクはパッドックから2つのウエイポイントを経由してゴールAldlethan
への192.4kmで設定されました。
いつものように、日本チームは大沼、外村から最初に出て行きます。
外村選手も初日、2日目のように苦労することも無く昨日今日と
1発で上がっていきます。他の選手も順調にスタート、20分前には全員ガーグルのトップ
にいて一安心。ただリフトは渋めで1400m位が最高で集団はなかなか動こうとしません。
最初のスタートをほとんどの選手がやり過ごし、2回目のスタート3時で大多数の選手が
スタートしました。
日本チームでは大沼が先行、その後から野間、大門、板垣、外村が続く。ミッチーから
しばらく連絡が無いので心配していると、かなり遅れている模様。スタート後わき目も振らず
強いサーマルに当たるまでグライドした後降りそうになりそこから上げなおすのにとても時間がかかり
トップから20km以上も離されてしまいました。
トップ集団も第1ターンポイント、第2ターンポイントと順調に進んだものの、西側から高層雲が広がって
きたことも手伝いゴールまで70km近辺から非常に条件が渋くなりサバイバルレースの
様相を呈してきました。すでにこの時点で4時間以上も飛んでいる選手たちは、文字通 り
精魂を振り絞り先へ進みましたが、最終的に今日もゴール者なし。

時間をかけ最後まで粘ったオレッグがゴール手前16kmまで進んだのが最高で、
日本チームは25kmまで迫った大門がこの日6位と健闘。野間、板垣とともに ポイントを稼ぎ国別
では7位のスペインに9点差と迫りました。 総合では大門は30位から23位にジャンプアップ。さらに上を狙っています。

昨日のタスクに続き今日もゴールなしのタスク設定、気象の予報について
もっと吟味してレースになるようなタスク設定を行ってくれという要望が
朝のチームリーダーブリーフィングで強く求められました。
オーバーコールタスクによって世界選手権にふさわしくない競技内容になっているという事です。

予定外の3日間のキャンセルによって、少し競技全体が歯車が狂って
きているのを感じます。 
気象も好転し、タスク設定も含めより良い競技ができるのを祈っています。

アメリカ期待の若手ケビン・カーター と女子世界チャンプ コリーナ

アントワン(フランス)

ヘイの街上空

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