大会レポート | ||
1月10日(月) | ||
郷田です たった今通常のチームリーダーブリーフィングが終了しました。 昨日のアクシデントを受け競技は今日もキャンセルとなりました。 午後1時からセーフティTLミーティング、 午後4時から全体のパイロットミーティングが行われます。 昨日の事故の検証から原因として明確になったことは3点。 1.パイロットによるミステーク トーイングの経験がそれほど豊富なパイロットでもないのにかかわらず 離陸直後コントロールに集中せずに、計器の修正か何か不明だが コントロールバーの右側のものを直していた。 2.リリースシステムがまったく作動しなかったこと。 トーラインからかなり左にとられた後完全なロックアウトに入る前に パイロットがトーラインからリリースされるべく動作をしていたのは確認できたが リリースされることは無かった。パイロットのリリースシステムの不良もしくは誤操作。 3.強すぎるウィークリングを使用 トーイングでは相応のテンションがかかると切れてヒューズの役割をしてくれるウィークリング を使用しているのですが、これが切れることによる数回にわたるトーイングの 繰り返しを嫌い切れにくいかなり強いマテリアルのリングを使用していた。 *ウィークリングに関しては大会本部指定の素材を普通は各チーム所持し それを使用しているが、今回のノルウェイの選手は別のものを使用していた。 この3点が重なると大きなアクシデントにいたることは明白で、このうちのひとつでも普通 に 行われていれば大きな事故にならなかったと考察される。 私を含めた一般的なオピニオンですが、 1.に関しては 離陸直後の最も緊張するシーンで、ベースバーから手を離しコントロールに集中していないこと 自体が信じられません。ベースバーをしっかり握り必死にタグの後に引かれていくもので、 まったく考えられない行動です。 2.に関して リリースシステムが正しく作動しなかったのは、パイロットがパニックに入っていた事と リリースシステムを正しく理解していなかったのではないかとしか考えられません。 これが正しく行われれば間違いなく最悪の事態は避けられたはずです。 3.に関して 言語道断です。本当に経験の豊富なパイロットでもそのようなことはけしてしません。 せめて普通のウイークリングを使ってくれていれば間違いなく助かったでしょう。 日本チームを含めトーイングの経験が豊富なチームでは起こりえないようなアクシデントでした。 残念です。 明日からは、通常の競技に戻ると思います。 |
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