JAPAN HANG&PARAGLIDING FEDERATION
フライヤーサポートデスク・連盟からのお知らせ


最優秀賞 空撮優秀賞 地上撮影HG賞 地上撮影PG賞 入選  総評

最優秀賞 「最後のフライト」 北川隆司 (岡山県王子が岳フライトエリア)
最後のフライト

最優秀賞 選評
「最後のフライト」
北川隆司
応募作品のプリントは高品質なもので、最優秀賞に相応しい写真をさらに美しく際立たせていました。瀬戸内の島々、茜色に染まった空、ツインで飛ぶ同じグリーンのパラグライダー。さざ波の立つ海面は上空に吹くさわやかな風を感じさせ、どこから飛んでどこまで行くのだろう?と物語を紡ぎます。見た人がその短い旅を想像できる、そんな作品です。 [審査員:嘉納愛夏]
構図、画質、プリントのクオリティの高さは今回の応募作品の中でピカイチでした。 日も落ちてきてこの日最後のフライトに出たフライヤーを、夕日に照らされた海をバックにシルエットで写し込み、ノスタルジックな味わいのある作品になっています。この作品は地上で撮ったものですが、撮影者よりも低い位置を飛んでいるフライヤーを撮ることで空撮感も出ています。  [審査員:山本直洋]

空撮部門優秀賞 「氷河に肉薄!」 高瀬吉康 (スイス Eiger Glacier)

空撮部門優秀賞 選評
「氷河に肉薄!」
高瀬吉康
こりゃ、なんだかすごいところを飛んでいるな!というのが第一印象です。そして、空撮なので撮影者も同じくらいかそれ以上にすごいところを飛んでいるのでしょう。切り立った荒々しい崖に沿うように飛んでいるパラグライダーにドキッとします。険しい雪山は、人間はちっぽけな存在で、自然は厳しく一筋縄でいかないことを語りかけているようです。そして、人間として自然に逆らわず同調し、生かしてチャレンジする、そんな素晴らしさを感じました。 [審査員:嘉納愛夏]
この作品はとにかくロケーション勝ちです。こんな絶景の中を飛んでいるというだけで羨ましくなります。これがもっと広角で撮られたものだったとしたらここまでの迫力は感じなかったでしょう。氷河の荒々しい部分を切り取り、パラグライダーを崖で影になっている場所に入れたことで、氷河だけでなくパラグライダーの存在感もあります。大きくプリントして飾りたい作品です。 [審査員:山本直洋]

地上撮影部門ハンググライダー賞 「テクオフ!」 佐藤博子 (静岡県猪之頭朝霧高原)

ハンググライダー賞 選評
「テクオフ!」
佐藤博子
ハングライダー作品の応募が極端に少なく、すわ、受賞作なしか?!という危機を救ってくれたのがこの作品です。スピード感、気迫、構図、流し撮りの技術に優れていると思います。ただ、同じアングルから撮影した決して少なくない複数枚をご応募いただいたのですが、見飽きてしまう危険性を伴うので、応募作は「自信のあるコレ!」というものに絞るほうが賢明でしょう。 [審査員:嘉納愛夏]
ハンググライダーテイクオフの瞬間をうまく流し撮りで切り取っています。他にも何枚か同じ位置から撮られたものがありましたが、この写真が一番フライヤーの表情を捉えていました。大会での一コマということで、その表情から勝負に向かう選手の緊張感が伝わってきます。今度はぜひ飛んでいるフライヤーの流し撮りに挑戦してみていただきたいです。 [審査員:山本直洋]

地上撮影部門パラグライダー賞 「Happy Wedding!」 高瀬吉康 (スイスグリンデルワルト フィルスト)

パラグライダー賞 選評
「Happy Wedding!」
高瀬吉康
とても面白いと思いました。ただ、山の雪にパラグライダーが溶けてしまい、もったいない!の一言です。意外性は一番でした。これまで見たことのないシチュエーションで、見ているだけでのんびりした気分になります。この作品からは澄んだ空気と草の匂いさえ感じました。疑問は、狙って撮ったのか、結婚式を撮っていたらたまたまパラグライダーが現れたのか?気になるところです。 [審査員:嘉納愛夏]
こちらもロケーションが素晴らしいですね。手前にウェディングフォトを撮っているカップルやくつろいでいる牛を入れることで谷の奥行き感が際立っています。とても面白い写真なのですが、パラグライダーの存在感が薄くなってしまっているのが残念です。地上撮影なのでもう少しパラグライダーが近づいてから撮るとか、可能であればちょっと移動してパラグライダーの位置を変えて撮影できればさらに良い作品になったかもしれません。 [審査員:山本直洋]

空撮部門入選 「テイクオフでブロッケン」 今里雅治 (静岡県伊豆スカイライン)
空撮部門入選 「鯉のぼりフライト」 小川由希子 (石川県獅子吼高原スカイレジャーエリア)
空撮部門入選 「水納島」 高良繁次 (沖縄県水納島)
空撮部門入選 「永久に続く道」 前島聡夫 (愛知県高塚エリア)
空撮部門入選 「Rising Sun」 三澤洋子 (沖縄県南城市知念岬)
地上撮影部門入選 「ときめいて 空に一歩」 加藤文博 (兵庫県青垣町岩屋山)
地上撮影部門入選 「美味しそ〜!!」 北川隆司 (岡山県瀬戸内市)
地上撮影部門入選 「戯れ」 前島聡夫 (愛知県空ともパーク)

審査員 総評
嘉納愛夏

Photographer
全体的にバランスの取れた作品が集まったと思います。撮影場所、アングル、季節感などでバラエティさもありました。空撮部門の応募数が減っているのが気になりますが、地上撮影部門の作品のクオリティが上がったように感じます。空を飛んでいない分、工夫と意気込みが見られる、ということかもしれません。地上/入選のバルーン遊具?とパラグライダーを写した作品や、地上/パラグライダー賞の牧場ウェディングの背景にパラグライダーが飛んでいる作品など、意外性のあるものは新鮮で見ていて面白いです。“きれいな海とパラグライダー”などは定番で、どうしても見慣れた写真になりがち。構図や撮影時間、被写体と背景の色のバランス(主役が際立っているか)を気にするだけで、ちょっと違った写真になるはずです。あとひとつ、ハングライダー賞は狙い目ですよ!なので次回はハングも狙ってみてください。
山本直洋

Aerial Photograher
JHFハンググライダー・パラグライダーフォトコンテストも4回目を迎え、4回とも審査員をさせていただき様々な作品を見てきました。毎回応募される方もおり、撮り方も工夫されている作品もあります。ただ、カメラは高性能化が進みさらに小型化され誰でも低価格で購入できるようになり、今までなかったようなツールもたくさん出てきている割にはフォトコンテストに応募されてくる作品のバラエティはそれほど増えていないように感じます。全体的に写真としてのクオリティは上がってきていますが、アイディア勝負の作品が少なくなってきてしまったのは少し残念です。今やスマートフォンでもかなりきれいな写真が撮れてしまう時代です。どんどん新しいツールを使って、今まで見たことのないような撮影にチャレンジしてみてほしいと思います。
安田英二郎

JHF副会長
今年は応募された作品数が少なめでしたが、フォトコンテストを重ねるに従って美しい写真が増え写真としての質も高くなってきた印象です。 地上撮影部門はいいカメラを使えば美しい写真は撮れるので、表現したいものを明確に意識して撮影されたらいいと思います。 空撮部門は撮影機材の性能向上による画質の向上が著しいので、今後は空から撮りましたというにとどまらず写真としての完成度を さらに高める必要があるでしょう。今回は怪獣写真が入選しましたが、こういう楽しい写真も歓迎します。 また、ハンググライダーの写真がとても少ないので(入選確率が高いのでお得です・・・)積極的な応募をお願いします。


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