1993年 (平成 5年) PW委員会の名簿を初記載

 1994年 (平成 6年) 補助動力練習生技能証規定の総会承認

 1995年 (平成 7年) 補助動力機の耐空性基準について [JHF 社団化]

 1996年 (平成 8年) 特集:JHSCの発足(JHTC解消)

 1997年 (平成 9年) 特集:技能証 No.1パイロットに聞く 他。

 1998年 (平成10年) 特集:初心に返ってテイクオフ 他。

 1999年 (平成11年) 特集:事故を考える「MPGを安全に」 他。

 2000年 (平成12年) 98年・99年MPG日本選手権者/萩原光

 2001年 (平成13年) 日本選手権/委員会の動き等

 2002年 (平成14年) AFF補助動力PG大会報告  他。

 2003年 (平成15年) フライトマナー緊急告知  他。

 2004年 (平成16年)

 
2004年(平成16年)
 
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1月・2月号
 
■HG 日本選手権は鈴木選手、MPG 選手権は岩田選手が優勝。
 10 月12 日から18 日まで、茨城県新治郡八郷町・真壁町(足尾山エリア)に
おいて「2003ハンググライディング日本選手権inIBARAKI」を、10月
11日から13日まで「第7回JHFモーターパラグライディング選手権 in 秋田」
を秋田県北秋田郡田代町米代川河川敷エリアにおいて開催。鈴木博司選手、岩田幸雄
選手が優勝しました。
 
 
写真1:HG 日本選手権優勝者、鈴木選手。いま最も調子を上げているパイロットの
    ひとり。
写真2:MPG 選手権優勝者、岩田選手。上位常連の実力者が遂にトップに立った。
 
■第7回JHFモーターパラグライディング選手権in秋田【報告:櫻井美穂】
秋田県田代町での「MPG&MHGフェスティバル
2003inTASHIRO」内のイベントとして、
JHFモーターパラグライディング選手権を開催。
MPG女子第一人者の櫻井美穂選手が報告する紅葉
のMPG競技。          【上位成績】
 
 
 
 
■ゆったり紅葉XCツアー【報告:関口伸夫】
 秋田大会で併催されたMPG飛行記録会のレポート。
関口伸夫:2000年度第4回MPG選手権富山大会優勝者。今回は5位入賞。
 
■MPG技能証移行認定事業終了報告【補助動力委員会/山崎勇光】
 2002年11月1日より実施してきました、モーターパラグライディング技能証
(制定:平成14年3月14日)新設に伴う移行認定事業は、2003年10月31
日にて終了いたしました。委員会としては満足の行く成果が得れたものと評価してい
ます。この一年間、関係各位には格別なご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 補助動力技能証の改訂は、PG補助動力練習生技能証を全廃しPG技能証体系から
MPGを分離独立させるという画期的な改革でした。従来の形はPG付帯証に練習生
技能証課程が存在するという整合性の無いものでした。
 近年、JHFにもFLMにも所属しないMPG愛好者が、増加の一途を辿ってきま
したが、当委員会としてはそうした愛好者へも「フライトマナー・フライトモラル」
を提唱するために、是非ともJHFへの参加を呼びかける必要が有りました。MPG
技能証新設の最大の目的は正にそこにありました。
 全国に優秀な指導実績を持った(しかしJHF教員資格を持たない)モーターパラ
のクラブリーダーが、相当数いることを把握してしていましたが、これまでは「PG
教員資格」がなければJHF補助動力技能証を検定発行できず、そのPG教員資格の
敷居があまりにも高かったため、普及振興活動を著しく妨げてきたことは事実です。
昨年度のMPG技能証新設で、やっと全国のモーターパラ有力指導者を招致ができる
体制が整ったと申せます。
 新体系におけるモーターパラグライディング技能証は、パイロット証と教員証のみ
のシンプルな構成です。MPG技能証規程新設にあたり、委員会は「教員」というよ
りも、むしろ「指導員」という観点から、MPG教員検定規則には独自性を盛り込み
たいと考えていたのですが、制度委員会はJHF技能証規程の整合性を保つ立場上、
制度改正にあたり、PG教員・HG教員と同等の資格となってしまいました。
 移行認定事業は本年初頭の「文書移行認定」と秋の「研修会」の2回で終了しまし
たが、本来は学科検定および実技検定は教習検定委員会が開催することになっており、
来年度からは正規の検定会が実施される予定です。  【平成15年10月31日】
 
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3月・4月号
 
■新委員をよろしく
 前号・前々号でお知らせしたとおり、任期満了に伴い常設委員会の委員と広報出版
部のスタッフを募集しました。2月11日の理事会で立候補者のなかから以下の方々が
新委員等に選任されました。尚、安全性委員会は立候補者が多かったため選任延期に
なりました。決まり次第J HF ウェブサイトでお知らせします。
□ 補助動力委員会
  星野 納・小松 圏悦・須藤 彰・村上 優子・山崎 勇光
 
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春 号
 
■事故ゼロをめざして(JHF安全性委員会作成)
2003年ハンググライダー・パラグライダー事故概要(1月1日〜12月31日)
 
■No.13 〈PW−PG〉
発生日時:6月22日(日)17:00頃
発生場所:宮城県本吉郡本吉町
気象状況:天候=?、風速=?
事故者:56歳、男、PG−P証、飛行歴=9年10ヶ月
事故状況:川に着水。軽傷(水を大量に呑んだため経過入院)。
経過:高度20mで翼が潰れハードランディング状態で水没。ライフジャケットは着
   用していなかった。
■No.22 〈PW−HG〉(新聞報道のみ・非公式情報)
発生日時:9月14日(日)14:40頃
発生場所:沖縄県中頭郡西原町
気象状況:天候=?、風速=?
事故者:50歳代、男、技能/飛行歴=不詳
事故状況:高度20〜30mから墜落。重体。
経過:エンジン調整中意図に反して離陸したものと推定されるが、直接の目撃者がい
   ないため詳細は不明。
■No.28 〈PW−HG〉(新聞報道のみ・非公式情報)
発生日時:12月6日(土)12:00頃
発生場所:宮崎県都城市
気象状況:天候=?、風速=約3m/s
事故者:48歳、男、HG−P証
事故状況:高度40mから墜落。全身打撲、内臓
破裂、死亡。
経過:失速しスピン状態で落下。
■No.31 〈PW−PG〉
発生日時:12月14日(日)15:00頃
発生場所:静岡市敷地大浜海岸
気象状況:天候=?、風速=1〜2m/s
事故者:54歳、男、MPG−P証
事故状況:海上に着水。無傷。
経過:プロペラの異常音に気づき、戻ろうとしたが追い風で沈下が大きく、陸上まで
戻れなかった。
 
■委員会の動き(補助動力委員会)
 2003年度はクレームの少ない年になりました。フライヤーの意識の向上、地域
との関係がよい方向に働いている結果ではないでしょうか。2004年度もさらによ
い結果を継続できるよう大空を楽しみたいものです。
 3月13日に委員会を開催し、新年度の事業方針等を検討いたしました。MPG、
MHG本来の滑空プラス動力の持つ可能性を追求し、地域への貢献、飛ぶ楽しみと、
モラルの啓蒙、空と地上を結ぶスポーツとして環境に対する提言、等を目標として活
動してまいります。また、フライヤーのための集い、JHF選手権、教員検定など従
来の活動の充実を図ります。
 新年度は、小松圏悦、星野納、須藤彰、村上優子、山崎勇光のメンバーで委員活動
を行います。皆様の支援ならびに提言をお待ちしております。  [記:山崎勇光]
 
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夏 号
 
■モーターパラの安全対策について
 モーターパラの楽しさは皆さんご存知のように自由に空を飛行できるところにあり
ます。その反面、自然を相手にするスポーツなので、すべてが自由というわけにはい
きません。気象条件を確認し判断する、体調を整え機材の点検確認をする、そして自
己判断・自己責任で飛行するという、ルールの中での自由なのです。
 そんな中で忘れがちになるのが安全への自己意識です。慣れたエリアだから・今ま
で事故が無かったから大丈夫・私は事故は起こさないなど自己中心的になり、知らず
知らず安全対策への意識が薄れてしまいます。もう一度初心に戻って安全への意識付
けを考えてはいかがでしょう。
 モーターパラグライダーによる死亡事故の中で一番多いのが水没事故です。モータ
ーパラのフライヤーは30kg前後の重りを背負っているのと同じですから、水没=死亡
事故になりがちです。水没事故の背景には、モーターパラのフライトエリア事情があ
ります。エンジン音が出るため、民家や人気のない広い場所、つまり河川敷や海岸等
での飛行となり、ミスをすると水に入る可能性が出てくるのです。
 あるクラブでは、水没事故の経験から浮輪や救命ボート等を用意したり、ライフジ
ャケットを着けなければ飛行できない決まりを作ったりしています。しかし、部外者
は危機感が無く、注意しても「水辺には行きませんから」と言って、ライフジャケッ
トを装着しない人が多いのがとても残念です。
 最近では、邪魔にならないウエストポーチタイプやウエストベルトタイプ、首にか
ける自動・手動拡張タイプの救命胴着もあります。着水することを前提に携帯用ボン
ベを持つことも考えられています。このボンベで約5 分間の呼吸が確保され、その間
にエンジンユニットやパラグライダーから離脱するのです。
 それほど水に対する危機感を持っている地元クラブの気持ちが、楽しいだけのフラ
イヤーたちにどこまで浸透していくか、まだまだ時間がかかるでしょう。しかし一人
一人が着水事故に対する安全な対応が出来るまで、繰り返して安全活動を発信してゆ
きたいと思います。
 
■委員会の動き(補助動力委員会)
 本年度は大変厳しい予算での委員会活動となります。委員会ホームページの有効活
用をはじめ合理的な活動を求められており、前年度の反省を踏まえて、本年度事業を
さらに実りあるものにしなければなりません。委員個々の能力と個性をフルに出して
いきたいと思います。
 事故の撲滅、地域コミュニケーション、増え続けるMPGフライヤーと遅れ気味のモ
ラルの問題、検定会・競技会の実施による安全性、モラルの追求、広報の充実を計る
ためのJHF レポート掲載記事の拡大、各県連におけるMPG /MHG 活動の推奨など、
課題はいろいろありますが、最近のハング、パラ、MPG の事故多発に伴い、改めてフ
ライトの条件整備が大変重要だと考えます。
フライヤーのメンタル性をどのようにとらえるのか、フライト場所の地形、気象条件
の対応、長期間フライトしていないフライヤーのフライト準備、止める勇気を考える、
どれも当たり前のことですが、これらを何時でも燃料の中に混合してフライトできる
よう、フライヤー同士が一緒になって考えていきたいものです。
 本年度JHF モーターパラグライディング選手権は、10 月16 日・17 日の2 日間、
群馬県尾島町で開催することに決定しました。教員検定会は翌日の18 日に尾島町に
て開催予定。皆様の参加をお待ちしております。     [記:山崎勇光委員長]
 
■NEWS/群馬でMPG 選手権を開催
 JHF は今秋も例年通り「JHF モーターパラグライディング選手権」を開催する。
第8 回を迎える今年はMPG 教員検定会も併催。ふるってご参加を。
開催日:10 月16 日(土)〜18 日(月) 選手権は16 ・1 7 日、検定会は18 日
会場:群馬県新田郡尾島町
会場:群馬モーターPG クラブエリア
詳細は補助動力委員会ホームページでご確認ください。
http://home.e00.itscom.net/m_today/index.htm
(JHF ウェブサイトから見にいけます。)
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秋 号
 
■平成16年11月20日に掲載予定
 
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