1993年 (平成 5年) PW委員会の名簿を初記載

 1994年 (平成 6年) 補助動力練習生技能証規定の総会承認

 1995年 (平成 7年) 補助動力機の耐空性基準について [JHF 社団化]

 1996年 (平成 8年) 特集:JHSCの発足(JHTC解消)

 1997年 (平成 9年) 特集:技能証 No.1パイロットに聞く 他。

 1998年 (平成10年) 特集:初心に返ってテイクオフ 他。

 1999年 (平成11年) 特集:事故を考える「MPGを安全に」 他。

 2000年 (平成12年) 98年・99年MPG日本選手権者/萩原光

 2001年 (平成13年) 日本選手権/委員会の動き等

 2002年 (平成14年) AFF補助動力PG大会報告  他。

 2003年 (平成15年) フライトマナー緊急告知  他。

 2004年 (平成16年)

 
1999年(平成11年)
 
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1月号
 
■特集:補助動力付パラグライディング日本選手権に参加して
 エントリー選手:曽根延之
 今回のJHF補助動力付パラグライディング日本選手権に参加した感想の前に、私
の自己紹介をします。年齢は、ちょうどこの選手権の日に42歳となりました。3人
の子供を持つ親父です。以前からパラグライダーというものがあるのは知っていまし
たが、これに自分が乗って飛ぶということは、不思議と考えませんでした。ところが
4年前、これにエンジンを背負って陸から飛ぶ遊びがあるのを知らされ、その道具が
いくらするのか聞く前に注文していました。「空を自由に飛んでみたい」とは誰もが
思う夢でしょうが、それがこんなに簡単に実現できるとはほんとに感激したものです。
 実際にエンジン付きで飛べるようになって、前とは違う視点で山飛びのパラもやっ
てみようと思いスクールに入りましたが、半日で飛べるお手軽な補助動力付きパラグ
ライダー(MPG)とは違い、時間もとれず、未だにB級です。
 こうしてフライヤーの仲間入りをしましたが、週1日の休みを仕事と家族とパラに
振り分け、現在は月一フライヤーってとこでしょうか。もう少しパラに時間を割けな
いかと考えた末、グライダーに○○○○キャメルと社名を入れて、ちょっとゴマをす
っています。今回、土日の大会に会社を休んで参加できたのも、こんな涙ぐましい?
努力のおかげと、自分では納得しています。
 さて、今回はじめてMPG日本選手権に参加しましたが、いつもの気ままなフライ
トとは違い、順番にテイクオフするのも順番にタスクをこなすのも、なかなかのプレ
ッシャーですね。こういうテンションの中で、今回の競技でいえば、エンジンカット
して、きちっと正確にランディングできるようになるには、こういうテーマを決めた
練習を積み重ねてこなきゃと反省しました(はい、私はダーゲットもダーツ&LDも
外しました)。
 1日に何回もテイクオフとランディングの練習ができるMPGのメリットをいかし
て、もっと練習しなきゃ…。そして、1日目の競技が終わり、ウェルカムパーティー
での地元の人の八木節は感激しました。こんなに暖かくMPGが一般の人に迎えられ
ているんだと実感し、この大会にまた出たいと思った夜でした。来年もまた参加しま
す。皆さまよろしく。
 
■県連ニュース/群馬県ハング・パラグライディング連盟
 10月24日(土)・25日(日)の2日間、群馬県新田郡尾島町の群馬MPGス
クールエリアで第2回JHF補助動力付パラグライディング日本選手権が開催されま
した。2日目は強風で競技できなかったけれど、無事成立、大成功で終了しました。 
                                    浅沼
 
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2月号
 
■委員会の動き/補助動力委員会委員長 山崎勇光
 補助動力付PG(MPG)補助動力付HG(MHG)のフライト手帳ができました。
皆さんの今後のフライトに役立てていただければと思います。手帳の内容は、以下の
とおりです。
1.MHG・MPGの歴史と現在
2.各種規定/各種定義/MPG但馬合意覚書/日本選手権規定/日本選手権規定
3.フライトマナーと安全対策/フライト準備/基本フライトルール/フライトエリ
  ア・空域ルール/安全対策/フライヤー登録
4.歴代日本選手権ベストテン
5.全国各地のフライトルール
6.技能証取得者名簿
7.全国都道府県連盟所在地
 
■特集:事故を考える「MPGを安全に」 広報出版局松田保子
 協力:泉秀樹・関谷暢人
 新しい年を迎え、「今年の飛行目標」を考えた人は少なくないだろう。今年こそパ
イロット証を取るとか、この春は100kmクロスカントリーを成功させる!とか、
それぞれの目標があるだろうがまずは安全を第一に。ハング・パラグライディングは
自然のなかで楽しむスポーツだ。条件の悪い日が続くこともある。年内に目標に達す
ることができなくても、どうということはない。無理をせず、十分な練習と準備を積
み重ねていこう。もちろん、フライヤーの誰もが「事故を起こしたくない」と考えて
いるはずだ。しかし、それでも事故はゼロにならない。昨年も何件もの事故が発生し
た。ケガをした人、機体を壊した人、そして残念なことに亡くなった人もいる。二度
と還ってこない人の家族や友人たちは、どんなに苦しく悲しい日々を過しているだろ
う。想像するだけでも辛い。1999年こそ重大事故が起きないように、誰も大切な
人を失うことのないようにと願わずにいられない。
 事故の原因はさまざまだが、多くの場合、技術が足りなかったか、知識不足だった
か、不注意だったか、無理をしたか、だろう。これらのすべてがあてはまるケースも、
少なくないと思う。なんと「もったいない」ことか。20年以上も前に、日本にハン
ググライダーが登場して以来、フライヤーは同じような原因で事故を起こしているの
だ。上昇気流に乗ることなど思ってもみなかった時代、機体を担いでガムシャラに斜
面を駆け下りた時代には、安全のための情報も指導ができる人間も少なかった。
 しかし現在は、いろいろな方法で情報を得ることができる。先輩フライヤーたちが、
恐い思いや痛い思いをしながら蓄積してきたノウハウがある。なのに、それが十分に
活かされず、繰り返さなくていい間違いが繰り返されているのだから、もったいない。
 最近の事故を振り返ってみると、特に補助動力付きパラグライダー(MPG)で、
今さら何故こんなことで……と思うような事故が目立つ。MPGは平地で離着陸でき
る。「山から飛ぶパラグライダーは体力的にきついけど、MPGは楽に飛べるからい
いよ」と、中高年の人にも人気がある。身近なところで誰でも気軽に飛行を楽しめる。
こんないいことはないのだが、その気軽さが裏目に出る場合もある。動力無しのパラ
グライダーなら、練習斜面での短い滑空から始まって、少しずつレベルアップしなが
ら飛行の範囲が広がっていく。危険回避の方法や機体の回復操作なども、いろいろな
条件の下で覚えていく。
 ところがMPGだと、その気になれば初心者でも、動力に助けられて広範囲を飛ぶ
ことができる。そのため、飛行中に気象条件が変わったりしても、正しい判断や操作
ができず、時には事故を起こすことになる。事故は、本人だけでなく、周囲にも大き
な影響を与える。場合によっては、その場所でのフライトが禁じられるかもしれない。
そうなってからでは遅いのだ。MPGフライヤーは(もちろん他のフライヤーも)派
手な飛びで注意を集めることより、いかに安全な飛びをするかを考えてほしい。飛行
技術を磨くだけでなく、幅広い知識を身につけてほしい。MPGでは、水の事故も目
立っている。1997年には、川岸に着陸後、風を受けたキャノピーに引きずられて
水没し溺死するという事故が起きた。海岸や河川敷で飛ぶ場合、水没の危険性は常に
ある。空では頼もしいパワーユニットもパラグライダーも、水に入った途端、恐ろし
い重石になってフライヤーを押さえ込み、巻きつき、深みへと引きずる。水深が浅く
ても、顔を上げて呼吸することができなければ、人間は死んでしまうのだから、油断
してはならない。テイクオフの練習をする前に、MPGフライヤーは地上でのキャノ
ピーの潰し方をマスターしておくべきだろう。
 MPGも含む動力付きのパラグライダーで、フライトルールやマナーを守らない人
がいると聞く。本人は「自由が好きだからこうして飛んでいるんだ」と言うかもしれ
ない。しかし、思い違いをしてもらっては困る。ハンググライダーもパラグライダー
も、動力が付いていてもいなくても、みんな約束事を守り、その範囲内で「自由に」
飛んでいるから、社会も認めてくれるのだ。ルールを無視し自分勝手に飛ぶのは、自
分自身の首を締めることになる。万一、事故を起こし第三者を巻き込みでもしたら、
法律でがんじがらめになることもあり得る。そうなったら、誰が一番不便な思いをす
るのか、よく考えてほしい。動力が付いているものは、騒音問題も付いてまわる。第
三者への迷惑を最小限にするよう、努力しなければならない。また、人がいない広い
ところなら、どこでも飛べると思いこんでいる人がいるらしいが、どんな場所にも所
有者や管理者がいる。「そこからテイクオフするだけなら、何の迷惑もかけないのだ
から、いいだろう」というのは、飛ぶ側の勝手な解釈だ。通すべきスジはきちんと通
して、気持ちよく「自由に」MPGフライトを楽しんでほしい。
 
■理事からひとこと/星野納
 現在ニュースメディア等で問題になっている国・地方自治体の行政の在り方の一つ
に、「一度決めたら見直しをせず、何がなんでも突き進む。」という体質がある。
JHFにおいても財政引き締めの折「1年間だけHG・PG・補PGの日本選手権を
お休みに?」という提案を非公式に出したところ「一度決まったことだから見直しは
できない。」と答えた理事がいる。そんなはずはない。ましてJHFのみならず、開
催県連や開催地区自治体の財政も逼迫しており考慮の余地は十分にある。他に、「補
PGのみ日選を中止すべきだ。」という提案もあった。理由は「補PGはFAIのス
ポーティングコードに競技規定がないから。」というもの。これは、まったく関係の
ない話だ。我々はFAIのために日選という名の大会を開催しているわけではない。
床屋の技術を競う日本選手権も存在するように、技能証を発行しているJHFが選手
権として開催すれば、それは紛れもなく日本選手権でありスポーティングコードも糞
もない。この「補PG日選中止案」は来年度だけではなく恒久的な提案であり、理事
会だけでは結論が出せない。ただ、現在JMLがパワードとして同種の日選を開催し
ている現状で、全国フライヤーの「フライトモラルの確立」がなされないまま、普及
を目的とした日選を継続していくことに、私自身釈然としないものがある。補助動力
付には他にやらねばならないことが山積しているはずだ。
 
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3月号
 
■インタビュー:バリオ無しのフライトが優勝の秘訣!萩原光【別紙】
 
■コラム/第1回東京ベイMPGミーティングin富津
 千葉県富津海岸でモーターパラグライダーの大会が開催されます。補助動力の大会
は、まだ始まったばかり。主催のスカイエンジェルでは、とかく問題になりがちな騒
音などモラルの面も含めて、真面目に競技に取り組みたいとのこと。腕試しに、技術
向上に、参加してみてはいかが?
日 程:1999年3月21日(日)・22日(振替休日)
会 場:千葉県富津市富津岬海岸
主 催:第1回東京ベイMPGミーティングin富津実行委員会
    TEL.0439‐55‐1123参加
資 格:フライヤー登録有効でPG補助動力証所有者、その他。
参加費:8,000円申込
締 切:3月1日(月)競技種目:スピード&ターゲット他
 
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4月号
 
■委員会の動き/補助動力委員会委員長 山崎勇光
 今月は伊藤祐貴委員の紹介です。大分市のアウトドアスポーツ・ディパックの経営
者として多忙な毎日を送っている彼は空と海を愛し続けて41年。三十代とも思える
若さを保ち今日も空へ海へと働いています。そんな彼のスカイスポーツとの出会いは、
25歳の時。東京からUターンで大分に帰り、その前からやりたいと心に決めていた
ハンググライダーを見に行った時のこと。ちょうどランディング場に進入してきたハ
ングが、手前の土手にクラッシュするのを見てビビり、ハングを諦め、若い女性の多
いスキューバダイビングを始めました。2〜3年後、別府でのパラの練習風景を偶然
テレビで見て、これなら簡単そうで俺にもできると思い、当時別府でハングを教えて
いたUPスポーツの梅田昭守氏(現在はハングショップZOOM経営)に、梅ちゃん
もあまり知らなかった(?)パラグライダーを習大分エリアについて一言。大分はハ
ング/パラグライダーの先進地。1981年別府でのハング世界選手権など、数々の
大会が開催された所で県外からも多くのフライヤーが訪れています。非常に恵まれた
エリアが多く、中でも鶴見岳(1375m)からスパビーチまでのフライトは高度差
1300mの日本一を誇りしかも安定した海風で飛べるので、フライヤーには大人気
です。すでにMPGの皆様にはフライト手帳が届いていることと思います。内容が十
分とは言えないところがありますが、今後のMPGのプランに役立てていただければ
幸いです。
 
■コラム/補助動力フライヤー各位
 1月に補助動力委員会が配布しました「MPG・MHGフライト手帳」に重大な落
丁がありました。技能証取得者名簿のページの重複により66ページと79ページの
名簿が脱落しております。該当番号0161番から0200番と0681番から07
20番の80名の方々には訂正シールをお送りすると同時に深くお詫び申し上げます。
                               補助動力委員会
 
■理事からひとこと/星野納
 1月に補助動力委員会はMPG・MHGフライト手帳を配布しました。一般フライ
ヤーから「ハング・パラのフライト手帳は発行しないのか」という質問があったので
お答えします。今回発行されたフライト手帳は、補助動力フライト独自のもので、所
謂フライトログ手帳ではありません。内容は、以前から編集を進めてきた「フライト
モラル集」で、体裁が手帳の形になっているだけです。補助動力フライト活動は、全
国的にフライトモラルの確立が最重点課題となり、またフライヤー間の連帯や価値観
の統一が幾度となく提唱されてきました。今回のフライト手帳配布は、それらを大成
するための不可欠な第一歩だと考えています。MPG・MHGは特殊な活動状況を含
んでいることをご理解ください。今回のMPG・MHGフライト手帳発行について、
ご批評・ご質問がありましたら、補助動力委員会までご意見をお寄せください。JH
F事務局にてFAXでも受け付けます。尚、電話によるご質問は、内容によって事務
局職員では詳しく説明できない場合がありますので、補助動力委員もしくは担当理事
まで直接ご相談を。委員の連絡先はフライト手帳をご覧ください。 
 
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5月号
 
■理事会ダイジェスト/着陸装置付きPPG、PHGについて
(財)日本航空協会からの文書「着陸装置付きPPG及びPHGの超軽量動力機への
移行措置」について、協議。
 
■理事からひとこと/関谷暢人
 昨日、千葉県ハング・パラグライディング連盟主催の「モーターパワード・パラグ
ライダーミーティング」に参加してきた。標記を見てもわかるように、昨今のモーパ
ラの状況を苦悩した開催配慮が感じられた。フライトイベントは強風によりキャンセ
ル(4月4日に延期)されたが、国民宿舎で参加者とイベント協力として参加したJ
HFとFLMの関係者によりミーティングが行われ、参加者の一人から痛烈なコメン
トが寄せられた。「現在の技能証において、JHFとFLMがあり、我々愛好者は多
大に困惑している、各種登録・技能証の更新時期が来ている、費用が倍になり悩んで
いる。私たちはどちらでも構わない、一本化してほしい。」確かにごもっともなこと
だと思う。どちらの組織も愛好者のための団体でありながら、愛好者に不快な思いを
させている。組織の方針を理解してもらう啓蒙活動も必要だが、組織と組織が手を組
んでスカイスポーツ界の発展を目指した普及活動も必要である。世界各地で大手の企
業が提携している時代なのだから。
 
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6月・7月号 関連記事なし
 
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8月号
 
■委員会の動き/補助動力委員会委員長 山崎勇光
 補助動力委員会のホームページを開設しました。JHFフライヤーはもとより、全
国各地でMPGフライト活動を行っている愛好者の皆様へ、当委員会がまとめた「フ
ライトマナー、フライトルール」を提唱するとともに、JHFの最新情報を報告しま
す。アドレスは下記のとおりです。http://www.246.ne.jp/‾osa-mpg/
 第3回補助動力付PG日本選手権は、10月23日(土)・24日(日)に千葉県
富津市富津岬エリアで開催することに決定しました。東京湾横断道路の一望できる富
津岬エリアでの熱い戦いを期待しましょう。
 
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9月号
 
■委員会の動き/補助動力委員会委員長 山崎勇光
 7月14日(水)大雨の中、第3回補助動力付パラグライディング日本選手権会場
となる千葉県富津岬エリアへ現地調査と行政への挨拶まわりを兼ねて出向きました。
現地に近付くに従って青空が顔を出し絶好の調査日和となり一同ホッとしました。千
葉市から館山自動道、東京からは東京湾アクアラインのアクセスがあるため大変近く
なっています。東西に延びる富津岬は、白い砂浜で後ろは松林、海岸線も大変広く、
なにより安定した海風がテイクオフを容易にしてくれるでしょう。上空からは海の青、
白い砂、松の緑がフライヤーにここちよさを提供してくれるはずです。
 
■理事会ダイジェスト/99MPG日本選手権開催地についての審議
 補助動力委員会担当の星野より、今年の補助動力付パングライディング日本選手権
を千葉県富津で行う案が出され、審議。賛成8でこれを可決。開催日は10月23日
・24日の予定。
 
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10月号
 
■告知:PG日本選手権&補助動力付PG日本選手権この秋開催
 空が高く澄みわたって見える秋。暑さにふやけた身も心もシャッキリする季節、パ
ラグライディングと補助動力付パラグライディング、二つの日本選手権が開かれます。
 パラグライディング日本選手権は、9月22日から26日まで、以前にも日本選手
権開催地となった新潟県吉川町尾神岳エリアで行われます。テイクオフ地点に立つと、
広い稲作地帯の向こうに日本海が見え、素晴らしい眺めですが、選手にはのんびり景
色を楽しむ暇などないぐらい、飛びに飛べることを祈ります。パラグライディング日
本選手権は、気象条件に恵まれず2年連続で不成立に終わっています。今年こそ久し
振りに新チャンピオンの誕生を見たいものです。また今回の選手権は日本で初めての
「FAIカテゴリー2」の大会でもあり出場者の成績は世界ランキングにのります。
ぜひ成功を!
 今年で3回目の補助動力付パラグライディング日本選手権は10月23日・24日
に千葉県富津市の富津岬エリアで開催。こちらも眺望抜群、東京湾横断道路が一望で
きます。東京湾観音に見守られ、密度の濃い競技ができるよう期待しましょう。それ
ぞれの日本選手権報告は、JHFレポート&ホームページに掲載します。
 
■県連ニュース:栃木県ハング・パラグライディング連盟
 9月26日(日)、モーターパラグライダー実技検定会を、以下のとおり行います。
場 所:宇都宮柳田大橋JWA飛行場
時 間:午前10時集合(午前−検定予備練習、午後−検定)
内 容:PWA/B/NP/P
連絡先:スカイトライアル 塚部
TEL.090-8946-5126 FAX.0287-46-5126
 
■理事会ダイジェスト/フットランチドマイクロライト日選の後援
 補助動力委員会・山崎勇光からの提案。日本マイクロライト航空連盟が主催する、
第3回フットランチドマイクロライト日本選手権を、JHFが後援することについて
審議。賛成9で、後援を行うことに決定。
 
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11月号
 
■県連ニュース/富山県フライヤー連盟
 今年も富山県連盟ではハンググライダー、パラグライダー、補助動力付きパラグラ
イダーの選手権大会を行いました。
 7月25日開催のパラグライダー大会は、石川県、福井県からのオープン参加を含
む総勢45名がエントリーし、テイクオフは大いに賑わいました。しかし雨に降られ
て競技はキャンセル、9月12日に延期となりました。9月12日も多数の参加があ
りましたが、コンディションに恵まれず、あえなくキャンセル。それでも、両日とも
大会後の懇親会でパラ談義に花が咲き、会員間の交流を深めることができました。今
後も、大会やイベントを通して相互に情報交換、交流ができるように企画していきた
いと思います。また、立山のクラブのホームページ内に富山県フライヤー連盟の情報
ページがありますので、ご覧ください。
http://member.nifty.ne.jp/pikaichi/〔関沢孝之)
 
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12月号
 
■特集:第3回補助動力付パラグライディング日本選手権報告 【別紙】
 
■理事会ダイジェスト/星野納
 補助動力付PG日本選手権は無事終了。補助動力委員会は、マイクロライト連盟フ
ットランチド部会との関係改善と「歩み寄り」に取り組んでいます。まずはJHF・
FLMが開催する両選手権の相互後援が、どうにかまとまり、このレポートができる
頃にはさらに進んだ合意が成立していると思います。これまで、JAA・JHF・J
ML三者の協定は平成9年9月の通称「但馬合意」だけ。この覚書はシンプルな文面
が災いして、三者が自分に都合の良い勝手な解釈を下して、確実な効力を発揮できな
い状態にあります。そもそも三者合意という決め方に無理があり、本来はフライヤー
を含めた四者合意でなければならないはずです。なぜMPG日本選手権や技能証が二
つあるのか、なぜフライヤー登録を二つもするのかといったフライヤーの疑問に答え、
「フットランチド部会ができたからJHFは補助動力委員会を設置し慌てて活動を開
始した」という重大な誤解をとかなければなりません。
 
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